Soar into the Sky!

トレントの日記

合同会社

2007-06-28 12:31:31 | *Diary
どこかの通信機器メーカが株式会社から合同会社になるらしい。

「業界に先駆けて…」みたいな事を言っているらしいが、先行き過ぎてて誰も追随しないんじゃないか?(笑)

位置特定

2007-06-24 23:34:51 | *Diary
周囲の無線 LAN アクセス・ポイントからの電波を観測して現在位置を特定する技術、PlaceEngine

GPS のように人工衛星からの電波に頼らないため、屋内でも Wi-Fi のアクセス・ポイントさえあれば現在位置の特定が可能だ。

今日、実験として都内のある商業ビルで試したところ、公衆無線 LAN のアクセス・ポイントが無いにも関わらず、見事に住所まで特定して見せた。

ちなみにそこにあったのはあくまでビル内でプライベートな目的で利用するアクセス・ポイントだけである。

PlaceEngine では、アクセス・ポイントが何らかの理由で増減したとしても、利用者が送って来るアップデートなどでデータベースがどんどん更新されて行くというのがキモだが、こういったプライベート利用のアクセス・ポイントは突然消えたりする事も多く、今後も継続的にこの正確な位置情報を維持していけるかどうか、見ものだ。

という訳で、このでのビルは定点的に観察して行きたい。

楽天

2007-06-20 16:34:08 | *Networking
楽天が IP 電話を手がけるフュージョン・コミュニケーションズを傘下に収めると発表した。

楽天といえば、TBS の株式取得という訳のわからない手段に打って出たのを見て以来、「あぁ三木谷の持ち玉なんて所詮こんなものだったか…」という前途多難なイメージが付きまとう。

まぁ個人的な楽天に対する印象は最初から「大勢に影響無い会社」だったから、その経営、ましてや三木谷氏の経営手腕なんてどうでも良いと思っていたのだが、都心の一等地を所有しているという事実以外に全く持って価値の無い TBS に買収工作を仕掛けた段階で少し見方が変わって来た。

と言っても決してポジティブな見方に変わった訳ではなく、どちらが先に行き詰まるのかというゲーム的な観点で面白いというだけの話。

楽天にしても TBS にしても、本業がうまく行っていないのだから、いくら虚勢を張り合ったところでどのみち両者息切れするはずだ。それがいつの事かと予想するのが面白い。

さて、話題をフュージョン買収に戻すと、行き詰まりつつある楽天が自社の株主総会への手土産として何かを持って行きたかった焦りの表れと見て取れる。

昨日の発表では、フュージョンを 2009 年 3 月期には黒字化出来るとしているが、現実的には難しいのではないかと思う。

楽天の思惑通り、彼らの現存サービスとの融合が果たして功を奏するかどうかは未知数。

IP 電話サービスが「金のなる木」だなんていう話は聞いた事が無いし、そもそも電話サービスという事業モデル自体、高収益化は見果てぬ夢。楽天出店業者や客に 050 番号を割り当てたところでどうにかなる話ではないだろう。

楽天が本気で通信事業に手を出す心構えなら、ここはフュージョンにスッパリ電話事業を捨てさせて、ユーザにとってもっと「楽しい事」に結び付くような奇想天外な方向性を見出すことに力を注がなくてはならないだろう。

まぁ、そこは楽天。期待薄と言わざるを得ない。

東京ミッドタウンのアキレス腱?

2007-06-14 22:30:21 | *Networking

オフィスの OA 化や IT 利用に柔軟に対応出来るようなビルをインテリジェントビルと呼ぶ。

これは実際、おかしな呼称だと思う。

なぜなら、オフィス内外を結ぶ通信回線の敷設が容易に出来るというだけの事だからだ。ビル自体に「インテリジェンス」がある訳でも何でもないのだ。

さて、最近の建造物はどうだろうか?

東京ミッドタウンにはビル設備として下図のようなネットワークが構成されているそうだ。



なるほど。これなら確かにインテリジェントかもしれない。

僕はビルの専門家ではないのでよく知らないが、ここまでのネットワーキング環境がビルの一部として組み込まれているというのは聞いた事が無かった。

ただ、一点気になる事がある。

───東京ミッドタウンでは、幹線に10Gbpsの光ファイバーを複数通し、従来はビル管理や空調などそれぞれに独立していたシステムをIPによるオープン化を通じて集中化し、将来的なメンテナンスの手間やコストの増加を防ぎながら一元管理できるよう設計されています。(シスコシステムズ)

というのだが、果たして全てを IP に重畳させてしまって本当に良いのだろうか?ちょっと危険じゃない?

いや、ネットワーク業界の人間としては悪い訳が無いと言いたいところなのだけれど、ここがアキレス腱、あるいはガラスの腰にならない事を願いたい。いや祈りたい。祈祷しに行きたい。

どこのお札が効くのでしょうか?(汗)

美波

2007-06-12 23:20:14 | *Diary
女優の美波

たまたまテレビで見かけたのだけど、是非これから注目したい人物だと直感。

立ち居振る舞いや仕草や言動を見聞きして惹かれるものを感じる。

そして勿論、美人だし。

刺激的

2007-06-11 09:16:33 | *Diary
先週金曜日、ソニーコンピュータサイエンス研究所 (ソニー CSL) オープンハウス 2 日目のプログラムとして高輪の本社でデモがあった。

やはり研究所を覗くのはとても楽しい。

ソニー CSL はソニー・グループの一歩先で新しい事を考えている人々の集合体であり、それを限られた時間でも見せてもらえるというのは大変貴重。

招待して頂けている事をただただ感謝するばかり。

もちろんプレスも招待されており、今後各サイトでレポートが上がると思われる。どこかで見た人だなと思っていたら「週間アスキー」の編集長も発見。

ただ、恐らくそれらのサイトでレポートされるのは主に「インタラクション・ラボ」に展示されていた、ある程度完成形が示されているアイテムに限られてしまうだろう。

各研究員のプレゼンテーションは学会で発表されるようなレベルの研究成果なので、それらの内容を知る事は難しいかもしれない。

さてその各研究員のコーナーだが、茂木健一郎氏のコーナーは相変わらず常に人が絶えなかった。

僕が立ち寄った時には芸術系の学生と思われる青年とアートの偶有性について少しばかり熱い議論がなされていた。聞いていた印象では、恐らくその学生風の青年は「道場破り」のつもりで氏に疑問を投げかけていたようだ(笑)。

そういうのが全く違和感無く繰り広げられているのも ソニー CSL オープンハウスの面白いところだし、茂木氏を始め各研究員の方々の寛大さにも敬意を表したい。普通なら変な事話しかけるのは遠慮しろよ、というような空気が流れていそうなものだ。

また今回も良い刺激を貰い、自身でも何かまた新しい事を考え始めようかなというきっかけになった。

あ、そうそう。今回特にびっくりしたのが、もの凄く最近の女子高生~女子大生風の格好の女の子が沢山来ていた事。何事かと思っていたら、どうやら慶応の SFC の学生らしい。

PlaceEngine のコーナーで研究員と色々まじめな技術論議を繰り広げていて驚いた。日本の科学界の将来は安泰だ(笑)。

それからもう一つ、ソニー CSL の取締役ファウンダーで、昨年退職された土井利忠氏の姿も見られた。茂木氏のところにふらっと立ち寄って茂木氏を驚かせていた。

土井氏は天外伺朗というペンネームでも活躍しておられ、今からちょうど 20 年前、僕は「デジタル・オーディオの謎を解く」で勉強させて頂いて以来、心の「師」として尊敬している。

モントリオールの嵐

2007-06-11 04:38:40 | *Diary
いやぁ、参った。

F1、カナダ・グランプリ。

波乱も波乱。4 回もセーフティ・カーが導入される大波乱。

午前 2 時前からの生中継を、結局 4 時前にレースが終わるまで全て観てしまった。

途中、BMW ザウバーのロバート・クビサの大クラッシュでサーキットの空気が凍る。しばらく緊迫した空気が流れて容態が心配されたが、命に別条無く、骨折で済んだ模様。まずは一安心といったところ。

あれだけの激しいクラッシュでその程度の怪我で済んだのが奇跡的。F1 カーの安全性は素晴らしく高度だ。

さて、レースの結果だが、ついにあの男がやってくれた。

スーパー・ルーキー、ルイス・ハミルトンがポール・ポジションから順位を守り切ってそのまま初優勝。デビューから 6 戦全戦表彰台という新記録も樹立し、ドライバーズ・ポイントで単独首位に立った。

もはや驚きではなくて、その大物ぶりには唖然としてしまう。

さて、このグランプリはハミルトンの能力を最大限に見せ付けられたものとなったが、実はもう一人凄い仕事を成し遂げたくれた男がいる。そう我らが佐藤琢磨だ!

11 番グリッドというまずまずの位置からのスタートだったが、波乱の展開の中、冷静なドライビングで徐々にポイント圏内まで順位を上げていた。このまま順調に行けば確実にポイントをゲット出来る!と誰もが確信出来る走りを見せていた。

ところが、3 度目にセーフティ・カーが導入された際、ちょうどピットに入っていた琢磨のマシンに対するメカニックの判断ミス等によって給油がなされず、次のラップにもう一度ピットに戻って来させなければならなくなって、12 位に順位を落としてしまったのだ。これは見ているのが辛いほど痛い出来事だった..。

しかし実はここからが琢磨の凄いところ。気が付けばラルフ・シューマッハを抜いて 7 位まで順位を戻し、再びポイント圏内に返り咲いていた。

しかもそれだけでは終わらない。

なんと、直前を走る昨年度ワールド・チャンピオン、フェルナンド・アロンソに猛烈にプッシュして行き、ついにはオーバーテイクに成功したのだ!!

これは実際もの凄い出来事である。

仮にも昨年の世界王者であり、今年絶好調のマクラーレンのマシンを気合で抜き去ったのだ。

思わずテレビの前で肩が痛くなるほど何度もガッツポーズした。

やっぱり琢磨は凄いドライバーだ。

今週も頑張ろうという元気を貰った。本当に有難う!

原点回帰および再起動

2007-06-07 16:48:49 | *Music
システマティック・ケイオス~スペシャル・リミテッド・エディション (DVD付)
ドリーム・シアター

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待望の ドリーム・シアター の新作が昨日発売!いつも通り新宿のタワーで初版限定 DVD 付「スペシャル・リミテッド・エディション」を入手。

前作 Octavarium では美しい旋律重視の“唄う”楽曲が中心で叙情的な趣だったが、今作はこれぞ現代最高のプログレッシヴ・ロックと呼ぶに相応しい複雑な楽曲展開で魅せてくれる。うぉー!

各パート、例によって壮絶な演奏テクニックが惜しげもなく披露されているのだが、機械的な無機質な演奏になっていないところなどは ドリーム・シアター の真骨頂。

そういう意味では彼らにとって原点回帰的でもあり、新たに参画したキーボーディスト、ジョーダン・ルーデス との融合によるグループの再起動的なアルバムとも言えるかもしれない。

夜明けをイメージさせる旋律が新たな可能性を予感させる。

偶有性

2007-06-06 00:29:36 | *Diary
今日は ソニーコンピュータサイエンス研究所 (ソニー CSL) オープンハウス初日のシンポジウムだった。

真新しいソニーの新本社ビルの大会議場で、心地良かった。すげぇ、Sony City

肝心のシンポジウムだが、いやぁ、また色々刺激を受けて来ましたよ。

中でも茂木健一郎氏のプレゼンはいつもと同様、とても考えさせる内容で、シンポジウム後もその話題で同行の前職の先輩と愉しい議論に発展した。

茂木氏が今回強調しておられたのが「脳は学ぶことが生き甲斐」であるという事。

これを基に色々な問題を考えないと駄目だという事だ。

なるほど納得。茂木氏の話は学術的に非常に高度だったが、氏持ち前の明快なプレゼンは専門家でもなんでもない我々にも主題を理解させる力強いものだった。

素晴らしい。

それから個人的にとても面白かったのは、暦本純一氏の話。

PlaceEngine の開発者として、その原理などとても解りやすくプレゼンして頂いた。

IP アドレスから位置情報を割り出す仕組みを研究していた僕にとって、PlaceEngine は凄いの一言。

「恐れ入りました」という他ない。

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さぁ次は今週末のソニー CSL 本社でのデモだ。楽しみが超指数関数的に加速する!