たまには鹿児島弁の話など。
お酒のアテは「おつまみ」や「酒の肴」というのが一般的なんでしょうか?
鹿児島弁で言えば「しょけ」または「しょちゅんしょけ」ですね。鹿児島の中でも
少しは違うのかもしれませんけど。
鹿児島弁はよく訳の分からない言葉と言われますが、その成り立ちは結構しっかり
しているので、分析すれば納得するものも多いです。
例えば「しょちゅんしょけ」も丁寧に書くと「焼酎の塩気」。
こう書けば他の地域の方もすぐに分かると思います。お口直しにちょっとした塩気
がほしいということですね。
似たような言葉で「ちゃじょけ」というのもあります。
丁寧に書けば「茶塩気」。つまりは「お茶請け」のことですね。
ご存知ない方も多いでしょうが、鹿児島は静岡に次いで「お茶」の生産高の多い
県です(あまり知られていない時点で鹿児島の商売下手が見えてきますが…)。
だから、おばちゃんたちはほんとによくお茶を飲んでいます。
地元の寄り合いなどあると、おじさんたちは「しょちゅんしょけ」で焼酎を、
おばさんたちは「ちゃじょけ」でお茶を飲んでいる風景をよく目にします。
私が育った鹿児島県曽於郡(現鹿児島県曽於市)では、地元の地区の行事として
この時期にお花見をしていました。
現在ではこのような季節ごとの行事は衰退したと聞いていますが、やはり子供の
ときに「しょちゅんしょけ」と「ちゃじょけ」を両方摘みながら、焼酎の匂いとお茶の
匂いに囲まれて参加した地元の行事の思い出は、私の原風景の一部ですね。
明日は仕事が休みなので、家族で花見に行ってきます。
私は「しょちゅんしょけ」を、ヨメは「ちゃじょけ」をもって行きます。
きっとウチの息子は両方摘むことでしょう(w。
-本日の焼酎-
一つ前の記事で書いた鶴見の黒麹をお湯割りで。
これは、旨いです。
荒くて香ばしいだけの黒麹のお湯割りはあまり好きではないのですが、丁寧な
口当たりと穏やかな旨みが広がるタイプの焼酎なので、イヤミが全然無いですね。
白麹のお湯割が最強だと思っていましたが、なるほど、こういう黒麹ならお湯割が
いけるんですね。新発見!!
お酒のアテは「おつまみ」や「酒の肴」というのが一般的なんでしょうか?
鹿児島弁で言えば「しょけ」または「しょちゅんしょけ」ですね。鹿児島の中でも
少しは違うのかもしれませんけど。
鹿児島弁はよく訳の分からない言葉と言われますが、その成り立ちは結構しっかり
しているので、分析すれば納得するものも多いです。
例えば「しょちゅんしょけ」も丁寧に書くと「焼酎の塩気」。
こう書けば他の地域の方もすぐに分かると思います。お口直しにちょっとした塩気
がほしいということですね。
似たような言葉で「ちゃじょけ」というのもあります。
丁寧に書けば「茶塩気」。つまりは「お茶請け」のことですね。
ご存知ない方も多いでしょうが、鹿児島は静岡に次いで「お茶」の生産高の多い
県です(あまり知られていない時点で鹿児島の商売下手が見えてきますが…)。
だから、おばちゃんたちはほんとによくお茶を飲んでいます。
地元の寄り合いなどあると、おじさんたちは「しょちゅんしょけ」で焼酎を、
おばさんたちは「ちゃじょけ」でお茶を飲んでいる風景をよく目にします。
私が育った鹿児島県曽於郡(現鹿児島県曽於市)では、地元の地区の行事として
この時期にお花見をしていました。
現在ではこのような季節ごとの行事は衰退したと聞いていますが、やはり子供の
ときに「しょちゅんしょけ」と「ちゃじょけ」を両方摘みながら、焼酎の匂いとお茶の
匂いに囲まれて参加した地元の行事の思い出は、私の原風景の一部ですね。
明日は仕事が休みなので、家族で花見に行ってきます。
私は「しょちゅんしょけ」を、ヨメは「ちゃじょけ」をもって行きます。
きっとウチの息子は両方摘むことでしょう(w。
-本日の焼酎-
一つ前の記事で書いた鶴見の黒麹をお湯割りで。
これは、旨いです。
荒くて香ばしいだけの黒麹のお湯割りはあまり好きではないのですが、丁寧な
口当たりと穏やかな旨みが広がるタイプの焼酎なので、イヤミが全然無いですね。
白麹のお湯割が最強だと思っていましたが、なるほど、こういう黒麹ならお湯割が
いけるんですね。新発見!!
お子さん達にとってなによりも家族でという事が嬉しいでしょうね。
楽しんできてください。
鹿児島弁も最近使う人が少なくなってきましたね。
私が黒麹のお湯割りでおいしいと思うのは、薩摩茶屋でしょうか。黒麹はロック向きと思ってましたが、六代目百合とかはお湯割りにすると違った顔になりますね。
息子さん大きくなられたでしょうね。2年前くらいに萬膳と一緒によく登場してましたね。
良いか悪いかは別として、私は家族を最優先にしてます。
職場の花見と家族の花見がかぶったら…、当然家族の花見です。
(かぶらないように努力はしますけど…)
私も鹿児島弁を最近使ってませんね~(宮崎では通じないから)。
鹿児島弁で愚痴を言いながらゆっくり飲みたいです。
>osugi333様
鹿児島弁は薩摩藩によって「わざと作られた」言葉なので、
分析すると文法はしっかりしてます。
筆記と発音のずれも規則正しく変化してるんですよ。
黒麹のお湯割りはあまりしないのですが(荒いのはロック、
やさしいのは生が基本でして)、今後はもう少し試してみようと
思いました。
息子は…、大きくというか丸々なってます。
そのうちUPしますね。
→へぇ~そうなんですね。勉強になります。
私は何でもお湯割りでしか飲まないので他にもいろいろ試してみようと思います。
例えば、鹿児島弁で豆腐を「おかべ」と言いますが、これは「お壁」、
つまり白壁のような色の食べ物という昔の宮中用語から来ていたり
します。
けっこう格調高い方言なんですよ。
愛媛新聞に、コラムへの投稿を時々やっています。
子供のころの「ヨクレボ」の思い出を出そうとしていますが、ただのヨクレボと、やまいもほりに発展するヨクレボを愛媛の人に紹介したいが、筆が進みません。何かネタをください。幸いに我が家にはヨクレボがいなかったのです。
「おかべ」ありがとう。こんなに格調高い方言とは知りませんでした。
返事遅くなりました。ずっと放置しているブログなもので…。
質問へお答えしておきます。
「ヨクレボ」は標準語では単なる「よっぱらい」ですが、
「山芋を掘る」は、他の地方で通じる言葉として「管を巻く」が
一番近いと思います。
「管を巻く」とは、糸巻きの機械を動かすと同じ音が繰り返し
鳴ることから、酔っ払いが同じ話を繰り返すことを指すようです。
「山芋を掘る」とは、時間と手間のかかる作業を延々と繰り返す様が、
上記と同様に酔っ払いが同じ話を繰り返すことに似ていることから
来ているようです。
以上、ネタになれば幸いです。
ちなみに、私の本籍も末吉町です。