goo極楽トンボの人生行路

勝手気ままに、独断と偏見の瞑想空間ほ

美しい不倫

2015-02-08 16:33:32 | 日記
NHK交響楽団のペレアスとメリザンドを聴いた。

ドビュッシーの吸い込まれるような旋律と不倫ながら純愛の物語 何か引きずり込まれる神秘的なものの考え方を求められているような想いとシャルル デュトワの指揮ぶりにつられて最後まで聴いた。
特に最後は愛と死をいたわるかの如くに私は心に沁みた。

自分には義理の関係にある不倫の経験が無いので、その純愛なる慈しみは理解出来ないが、相求め合う心の葛藤はその人を艶やかにするものであると、私は信じている。

恋と言う字は「亦(また)の下の心」と書くが昔は戀「糸しい 糸しいと言う心」と書いたのである。

メーテルリンクのこの戯曲は愛を純粋に精神的な気高ものとして教えてくれている。