goo極楽トンボの人生行路

勝手気ままに、独断と偏見の瞑想空間ほ

爽やかな早朝

2014-07-19 03:51:03 | 日記
音楽は人の心に染み入って、多種多様な感情を私達の生活に潤いをもたらせている。

深夜にテレビでヴィヴァルディの四季の冬をフィンランドのラップランド地方の映像をバックに聞いた。

この曲を聞くたびに、生活圏が大阪を中心とした私にはもうひとつしっくり来ないものがあったが、確かに太陽の出ない北欧の映像を目にしながら聴くと、今までの四季の冬とは全く違った曲が私の心に響きわたった。

数年前に北信濃の木島平に住んでいるNPOでいろいろお世話になっている若い女性と飯山で会った。

「飯山って何も案内するような処がないのですが、菜の花公園にでも行きましょうか」と言って車で連れていただいた。

菜の花なんて、何処にでも在るのに何で飯山迄来て、菜の花なんだろうと思いながら彼女の案内を受けた。

北信の山並みをバックに綺麗に咲き誇る菜の花を観ながら、彼女からこの地が「おぼろ月夜」が作詞されたのだと、教えられた。

山辺の宿で夕食後一人で「おぼろ月夜」を口ずさむと、しみじみと菜の花公園での情景が曲にフェードインして、幾度となく繰り返して口にした。

唯、曲を聴くのと曲の奥に画された曲の心を聴くのとは、人の心に伝わる歓びは異なることを改めて教えられた。

今日は良い日になるだろう。