第14回 駒場博物館編 ~決定的な違い~

2009-10-17 21:05:42 | 作成日記

ネオジムです。
900番講堂と並行して制作していた駒場博物館も形になってきました。


これが900番講堂の裏側でした。
内田ゴシックに散見される「チョンマゲ(柱頭)」付き屋根です。


これが博物館の裏側です。
900番と全然違いますねww
こちらは1号館の側面と同じ内田ゴシックの「カミソリ」がついています。

こんな感じで1号館と同様に組みました。




余談ですが、駒場キャンパスには
900番講堂‐1号館‐博物館‐生協とを結ぶ地下道があるといわれています。

これは一高時代、駒場寮(今の生協の場所)の学生が、雨に濡れずに図書館(今の博物館)と教室に移動することができるよう設けられたようです。

なぜ地下道が作られたのでしょう?

もともと一高は本郷の弥生キャンパスにあり、駒場キャンパスには農学部がありました。
関東大震災の後、大きな被害を受けた東大の中で、一高と農学部の敷地を交換する計画がもちあがります。
これには当然のことながら双方の側から強い反発がありました。
そのために、内田祥三が一高生をなだめるための懐柔策の一環として編み出したのが、寮から教室までをつなぐ地下通路だったのです。

大学の構内に秘密の地下通路がある、そう考えるとワクワクしませんか?ww
現在でも1号館の地下に続く階段に、閉鎖されてはいますが地下通路への扉が残っています。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆきち)
2009-10-19 23:59:14
テレビで紹介されていたので、見に来させていただきました。

ものすごく楽しそうですね。
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Unknown (ネオジム坊)
2009-10-21 00:27:53
テレビ放映ご覧になったのですね!
ありがとうございます。

作るのはもちろんですが、
意外と資料集めするのも楽しいですよ^^
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Unknown (桃花)
2013-11-24 08:53:13
地下道の入口はどこにありますか?今はどんな感じなのですか?
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