第17回 第2体育館編

2009-10-26 02:21:11 | 作成日記
おむこーです。


第二体育館の制作過程をご紹介します。




前回一番のポイントと言った屋根の支柱の表現には、レバーのパーツを使おうと考えてます。



レバーのパーツならレバー軸を任意の角度に調整して支柱の傾きを再現できますし、
レバー軸の長さも1/300スケールの支柱の長さに合っています。


そしてこのレバーのパーツをたくさん使って屋根の下側を作ったのがこれです。


これをひっくり返すと





結構再現できてるんじゃないでしょうか?


屋根さえできてしまえば、あとは窓や壁をどんどん作って行くだけです。

第16回 第2体育館編

2009-10-25 04:31:10 | 作成日記
おむこーです。
今年五月祭以来半年ぶりの登場です。みなさんご無沙汰してますorはじめまして。

今回はネオジム坊くんからバトンタッチして、僕の担当している第二体育館の制作過程をご紹介していきます。



まずは第二体育館の紹介です。

場所はココです。


外観です。いたって普通の体育館です。






レゴ化するにあたって一番ポイントとなるのは、屋根を支える無数の支柱でしょう。



この支柱は密集している上に様々な方向に突き出しています。
細かい1/300スケールでこの支柱をどこまで表現できるのかが勝負ですね。



明日から実際の制作過程をご紹介しましょう。

第15回 ミニユータスくん編

2009-10-20 22:23:58 | 作成日記


ネオジムです。

前に五月祭で制作した、ユータスくんで使った黒のプレートがいくつか余っていたので
こんなものも作ってみましたw

「ミニユータスくん」です!www



横から


後ろから
尻尾もちゃんとついてます。


中の接続。
6方向プレート積分なので、要はレゴ講義の題材であった球体の応用です。


手は黒いフクロウのパーツの「見立て」よりなっています。
ユータスくんは(自称)駒場の知恵の象徴だそうなのでぴったりですねww


とさかもまた、コウモリのパーツを見立てて作ってみました。
砲弾1個とコーン2個が接続されています。



いちおうウインクできますww


目はヒンジ(旧)パーツで接続しています。
びよよ~ん


もちろんミニユータスくんも立体地図に設置しますよ!

五月祭のデカユータスくんが本来展示されている、アドミニ棟のところに置く予定です。
ということで一応地図(?)としても役に立っているのですww

第14回 駒場博物館編 ~決定的な違い~

2009-10-17 21:05:42 | 作成日記

ネオジムです。
900番講堂と並行して制作していた駒場博物館も形になってきました。


これが900番講堂の裏側でした。
内田ゴシックに散見される「チョンマゲ(柱頭)」付き屋根です。


これが博物館の裏側です。
900番と全然違いますねww
こちらは1号館の側面と同じ内田ゴシックの「カミソリ」がついています。

こんな感じで1号館と同様に組みました。




余談ですが、駒場キャンパスには
900番講堂‐1号館‐博物館‐生協とを結ぶ地下道があるといわれています。

これは一高時代、駒場寮(今の生協の場所)の学生が、雨に濡れずに図書館(今の博物館)と教室に移動することができるよう設けられたようです。

なぜ地下道が作られたのでしょう?

もともと一高は本郷の弥生キャンパスにあり、駒場キャンパスには農学部がありました。
関東大震災の後、大きな被害を受けた東大の中で、一高と農学部の敷地を交換する計画がもちあがります。
これには当然のことながら双方の側から強い反発がありました。
そのために、内田祥三が一高生をなだめるための懐柔策の一環として編み出したのが、寮から教室までをつなぐ地下通路だったのです。

大学の構内に秘密の地下通路がある、そう考えるとワクワクしませんか?ww
現在でも1号館の地下に続く階段に、閉鎖されてはいますが地下通路への扉が残っています。

第13回 900番講堂編 ~背面~

2009-10-12 22:27:21 | 作成日記
こんばんは、ネオジム坊です。
今回はほぼ完成した900番講堂をお見せしましょう。






これが900番の裏側です。
内田ゴシックらしい屋根付きアーチ(?)で、法文2号館の出入り口などの本郷キャンパスの建物にも多々見受けられる様式です。

レゴでこれを次のように表現してみました。



見にくいですが^^;
バトルドロイドの腕などで作った屋根を、お城の窓アーチの上にはめ込んでいます。



前回と比べてみるとわかるのですが、かなり形が変わっています。

実を言うと、サンプルはそっくりさんの駒場博物館の方に忠実に作ってあって、900番講堂も流用が利くだろうと邪推していたのですが、
背面に関していえばかなり違う構造をしていましたww
現物のものに近くなるように作り直したものが今回のものです。

博物館の背面がどのような構造なのかは、また次回紹介しましょう。




横から背面を見た写真です。
背面は段差が多くあるのがわかります。




だいぶ周りの建物もできてきて賑やかになってきました。
右手奥に見えるのは新館と呼ばれる一連の建物と広場です。

ここには駒場祭当日に新館前ステージなるものが設置されるそうなので、レゴでも作っておきたいところですw


第12回 900番講堂編 ~正面~

2009-10-04 23:23:20 | 作成日記
ネオジム坊です。
900番講堂が形になってきました。





真ん中の黄色の紋章は、恐竜などの関節に用いられるテクニックパーツの「見立て」よりなっています。
関節以外には使いにくいパーツですが、ここではパーツ自体のディテールが複雑な紋章の形に割とマッチしています。




アーチの仕様は実際と同じく、1号館とほぼ同じものを採用いたしました。
1号館もそうですが、実際のこの数に合った既存のアーチパーツがなかったもので、パーツを組み合わせて何種類かの試作品を作りました。
まえに紹介したドロイドアームで作ったアーチもその一つです。



横の飛び出した部分です。



窓の組み方は、同じ内田ゴシックとしての特徴をだすため1号館と統一していますが、
狭い幅に多数の窓が入っているので、半ポッチずらしのパーツを用いてよりテクニカルに組んでいます。

ここの窓は900番講堂と駒場博物館で様式が結構異なっているので、あとでマイナーチェンジを施すと思います。



第11回 900番講堂編 ~骨組みと側面~

2009-10-03 21:05:05 | 作成日記
ネオジム坊です。
900番講堂の制作過程を紹介しましょう。



これがサンプルです。左右対称なので反対側だけ作っています。

アーチの部分は、ここではバトルドロイドの腕を使っていますが、
実際作るときには、1号館と同じ丸プレートの方式に組みかえます。



側面です。
窓枠の組み方は一号館と同様にパネルを用いていて、後でまた窓を嵌め込んでゆきます。

左側(後ろ側)は延長しますが、また別のときに紹介します。



とりあえず窓の付いた側面ユニットを左右一組作ってから、この一組を更に複製して駒場博物館の方にも流用します。

できた壁ユニットは赤ブロックで組んだ骨組みに接続します。





第10回 900番講堂編 ~建物紹介~

2009-10-01 21:36:03 | 作成日記
こんにちは、ネオジムです。
10月に入りましたね。
楽しかった秋休みもそろそろ終わってしまいます;



今日から別の建物の紹介をしてゆきましょう。
1号館から見て左右に位置する二つの建物です。



こっちが900番講堂。



こちらが駒場博物館。
間違いさがしに見えるほどそっくりです^^;

いつもこの前を通る駒場生にもあまり気づかれてないのですが、
正面から見ると、この二つの建物は1号館と対称形をなしております。

これらも1号館と同じ「内田ゴシック」に含まれており、旧制第一高等学校時代からある歴史的な建築です。

一高時代、900番は単に「講堂」と呼ばれており(今も看板にはその名残があります)、
博物館は図書館の役目を担っておりました。

900番講堂は駒場の教養学部キャンパスで一番大きい教室です。
ちょうど40年前三島由紀夫が切腹の前年に全共闘とここで論戦を交わしたり、広すぎるゆえか大人数講義で眠気を誘ったり(^^;)、とにかくいろんなイミで有名な建物です。

博物館の方は平日開かれていて、誰でも入館無料で歴史ある駒場の資料をみることができます。
特に常設展示されている、マルセル・デュシャンの「大ガラス」のレプリカは、世界でも有数の再現性を誇り、知る人ぞ知る駒場の名物となっています。


二つの建物は似ているので、だいたい同じサンプルを作ればよさそうです。
制作日記は同時進行の意味合いを込めて、「900番講堂編」としておきましょう。