ユータスくん制作記2~右のおなかのあたり編~

2009-03-29 20:06:43 | 作成日記
それでは実際の制作過程について順に説明いたしましょう

今回運びやすさなどの理由から、ユータスくんを「左半身」と「右半身」を別々に組み立てます。先に(ユータスくんから見て)右半身を制作してゆくところをお見せします。



まずはこのように何段も層になった板を、正面・右側面・側面のそれぞれについて設計図通りに組み立てます。



これは背面の上半分の板です。
下に赤いブロックがついている部分はあとで右半身の下半分と繋がります。



ある程度それぞれの板が大きくなったら、板同士を接続します。

(注;下で接続している部分の写真は「正面と右側面の下半分の接続」であり、上で紹介した「背面の上半分の板」を使った部分ではないです
。まぎらわしくてすみません。実をいうと、この右下半分の板はすべて接続してしまっていて、板だけを撮るということができなかったからです…m(__)m)


手前が「右側面の下半分」の板、右で横になっているのが「正面の右下半分」の板です。



こっちはアングルを変えて、手前が「正面の右下半分」の板、左で横になっているのが「右側面の下半分」の板です。


これは内側を撮った写真。赤いブロックは中から補強するためのパーツです。
ユータスぐらいの大きいサイズのモデルは、補強材がないとブロックの重みに耐えられなくなって自壊してしまいます。
手で支えている方が正面の板です。


ユータスくん制作記1~設計図編~

2009-03-02 16:44:27 | 作成日記
ネオジム坊です。



さあ今日から、ユータスくんの制作過程を中心した日々の活動内容を報告してゆきますのでどうぞよろしくおねがいします。
積分モデルを組み立てるのにまず始めに手掛けることは設計図を描くことです。それには上の「レゴ特製方眼紙」なるものを使って曲線を近似してゆきます。

これは横軸が1スタッド、縦軸が1プレートごとにマス目がついていてレゴで何か作るときに重宝します。特に大きな積分モデルのような作品の外形を決めるのに絶大な威力を発揮します。今回使ったこの方眼紙が1スタッドが4mm、実際のレゴが1スタッドあたり8mmですから、ちょうどここに書いた図の長さの2倍がモデルの実長となります。
ユータスくんの場合、1mと設定身長が決まっているのでペイントでだいたいの比率を求めると、胴の高さは70cm、半径30cm弱くらいです。手始めに方眼紙上にユータスを胴体の高さ35cmぐらいで描きます。



真正面から見た図です。左右対称なので正面図は半分だけでよいのです。内側に小さな卵型が何層か広がってますが、これらの幅は側面図の外形に対応しているので同時進行で描き上げなくてはなりません。



正面図の高さに合わせて側面図も描きます。同様にして正面図の外形の幅に対応させた小さな丸をいくつも描いてゆきます。
いちおう(?)鳥っぽい生物なので前後非対称に少しお尻を出した感じにしました。こうなると背面図も必要となってきます。



背面図です。ちょっと右上が見えにくいですが線は書いてあります。



全部並べた図です。感じとしては、まず前後左右の四方向から、設計図にそった層状の板をそれぞれ並べるというのをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。詳しくは次回説明します。