旧開智学校制作記 その3

2019-01-08 23:00:00 | 作成日記
こんにちは、もつぴです。

制作記も第3回を迎えたところで旧開智学校の完成も近づいてきました。
近日中に全体像を掲載する予定です。

それまでは、また細かいポイントについて紹介していくのでどうかお付き合いください〜




さて今回は、前回の記事に名前だけ登場したコーニスについてです。

コーニスとは、もともとは古代ギリシャ・ローマ建築において、
柱で支えられた梁(エンタブラチュア)の最上部に位置する、でっぱった部材のことを指します。
このでっぱりが建物を雨などから保護するだけでなく、軒先のラインを明確にしています。

現在では装飾的に用いられることが多いようですが、旧開智学校においてもそうと言えるでしょう。
開智学校においてコーニスは、軒先だけでなく1階と2階の間にも見られます。
その部分をクローズアップしていきしょう。


コーニスを再現するのに、今回はレールプレート(左)と2×2ジャンパープレート(右)を使ってみました。


こんなふうに組み合わせて…


このスキマに差し込みます。


左右にも、同じようにレールプレートとジャンパープレートを組み合わせたものが並んでいます。

このように、壁からジャンパープレートが半ポッチぶん、
そしてレールプレートのレール部分が約1プレートの厚さのぶんだけ飛び出しています。
ジャンパープレートの飛び出しよりもレール部分の方がわずかに短いことで、厚さの印象を和らげています。


さらに詳しいことを書くと、ジャンパープレートのさらに1プレート下の層には白の1×6タイルを並べています。
タイルを並べるということは、上部との接続がなされない=強度が低下することを意味しますが、
それよりも、タイル下部の溝によって、上の写真のようなさらに細かい溝を表現することを優先したからです。
結果的には想像していたよりもラインの印象は薄かったですが…(笑)


バルコニーにもコーニスっぽい装飾がなされていますね。

どれだけ模様がこまかかったとしても、表面に凹凸がなければのっぺりした印象を与えてしまいますが、
以上のような手間をかけることで、そうした印象を抑えています。
窓の正方形が飛び出しているのもそのためで、実物よりも大げさに表現してあります。


今回はここまでです。
みなさんコーニスについての見識が深まったのではないでしょうか。
しゃなぎ先輩がレゴムービー2についての記事の続編を用意しているそうなので、そちらもお楽しみに!(笑)
それでは。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿