すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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鉄道を活かした地域づくり

2010年11月10日 | 日記
地域づくりセミナーに参加しました。
正午に鳥取駅を出発。郡家駅からは若桜鉄道を走り、若桜駅までミニトッリップ。
若桜駅ではSLの押す貨物車に乗ったり、SLの乗った転車台を押したりと大はしゃぎ。
あの汽笛の音、車輪の動きだす時の蒸気の音……。いいですね。
でも、このSL、圧搾空気で動いているのだそうです。それでも、十分楽しめました。

若桜駅構内の列車の中でのセミナーでは、映画「RAILWAYS」を活かした地域振興のテーマで、一畑電車の石飛貴之営業課長がミニ講演。
映画の中で、旅客を待って出発が遅れたエピソードなどは、実は運転士だったころの石飛さんの体験が元になっているなどの裏話も飛び出して、興味深いものでした。
その後、もとJR職員で現在は若桜鉄道社長の原卓也さん、小林昌司・若桜町長も加わってパネルディスカッションも開催されました。
コーディネータを務めた紅茶の会の藤原一輝さんの名調子に乗りながら、話は愉快に展開しました。

鉄道って線なんですよね。点じゃない。そこがいい。
地域、地域が輝いて、それを夢のある鉄道がつなぎ、元気が面へ広がっていく。
こそこそが地域の活性化なのだと思います。

いろんなところで、鉄道をキーにした地域づくりは進んでいます。
サンフランシスコとナパバレーを結ぶワイン列車はいいですよ。
松山の市街地を走る坊ちゃん列車は、夏目漱石の小説そのもの。
もし、若桜鉄道のSLが毎日、鳥取若狭間を走ったら、それだけで観光資源だと思います。

夢は広がりますが、若桜鉄道は上下分離方式で、固定資産税を払わなくていいような仕組みづくりをし、地方自治体の支援を受け、なんとか頑張っておられる状況です。
ですが、もし、鉄道がバスに変わったら、地域振興や地域住民の利便性の上では大きな損失です。
県が音頭を取って、周辺自治体とも連携して、若桜鉄道を地域の文化遺産として、また、観光資源として活用できるような方策を考えないといけないと思います。
税金の投入は弾み車を押すようなものだと思います。
鉄道を維持するのではなく、鉄道を使った地域を輝かせ、多くの観光客に来ていただく。
そして、経済効果とし大きなプラスにする。それが大事だと思います。

晩秋の紅葉もきれいでした。みんさん、一度、若桜鉄道に乗ってみませんか?
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