エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

「ふるさと」 作詞家・高野辰之

2009-01-22 | 文芸
             【おぼろ月夜の館 ネットより】

 今朝の「こころの時代」で《 歌い継がれる”ふるさと”〜作詞家・高野辰之の功績(1)》を聞いた。
義母を見舞いに、晩秋の信州を訪ねたのはもう10年も前になる。その折、毎年宅急便で送ってもらっていた野沢菜の収穫体験をした。すでに霜が降り、多少収穫時期は遅れていたが、小春日の畑で紅い蕪を包丁で切ったことを思い出した。
 帰路、思い立って野沢菜の里、野沢温泉村に立ち寄った。そこで思いがけずに「おぼろ月夜の館」を見学し、高野辰之を知ったのだ。あの唱歌「故郷」の作詞者である高野辰之の業績や人間像に触れて、あらためて自分の知る世界がわずかなことに気づき、生涯学ぶことの意義を思ったことだ。
 そこには確かに「山は青きふるさと 水は清きふるさと」、清々しい豊かな北信州の風土があった。
久々に「おぼろ月夜の館」で求めたCD「信州ゆかりの日本の名歌を訪ねて」を聴いた。 そこに収録されている高野辰之作詞の「故郷」「朧月夜」「春がきた」「春の小川」などを静かに聴いて、あらためて高野辰之に思いをはせた。

日記@BlogRanking