備忘録パッチワーク風  池野徹子

ある日の出来事中の雑感・つぶやき
川の流れのように過ぎる日々。
ファミリーとの共通の思い出。

年齢!

2008-11-28 06:34:37 | 雑感
昨日の夜のテレビ番組でベストヒット歌謡祭をまばらにみた。
堺正章・藤原紀香が正装で司会。

途中煙とともに、郷ひろみ登場。エネルギッシュな舞台をひろげる。
さすが、鍛えているようでよく一人で盛り上げるものとある部分感心。

終わって司会者と会話。
堺正章が盛り上がりに水を指すように郷ひろみの年齢を暴露。

なにもこんな場面で言わなくても。

外国で50代前後・または以上の人の年齢をいちいちあげつらうでしょうか?

本当のミュージシャンなら、その人の音楽性をたたえるべきでしょう。

たもりも昼の番組でむかしずいぶん年上の普通人をからかった。

今は、きみまろかな~!この漫談で笑っている中年・熟年の人は
決して自分のこととは思っていない。

そういえば総理も高齢者を粗末に扱っている。

以前クイズ番組で90歳前後の老人を3人出してボケを笑いものにしていた。

こんなことの積み重ねが年上のひとを、人間以下に扱う風潮を増長させているのでしょう。

人は見かけによらないもの。
よぼよぼで、見た目も質素そのものの高齢者が心は若者よりすばらしい。

テニスでも足を引きずり前かがみでも、ひとたびコートに上がるとみなさん変身。
見事な試合をするのです。

以前テニスで組んだ90歳の方と会話した時、周りの人が90才をなんどもいうと、「そんなに言わないでくださいよ~!私はぜんぜん90歳と思っていないのですから」と。

それと同じようなことを昨日郷ひろみがいっていました。

堺正章も総理もまもなく高齢者になるのです。高齢者の本当のすがたを見ないと、自分で自分の首をしめていることになります。

病気はある程度は親から受け継いだ体質ですから、その点を配慮すべきですね。

高齢者を粗末にしている人々には、一かけらの品性も涙もありません。
どうぞ、そんな自分の姿を直視してください。

アメリカのオバマ氏のコメントに涙する人々とたいへんな温度差があるようです。