失踪する子供達

現在。
ディアルバクル県で

一握りの
お母さん達が

「子供達を返して！」と
始めた、座り込み抗議。

お母さん達の数は
日に日に増えて

現在
１６家族になったそうだ。



主に
高校生を中心とした

１５～１６歳くらいの
子供達が

クルド人ゲリラに
騙されて

誘拐された、と
いう。

母親たちは
クルド人ゲリラの

政治部門、と
自他共に認める

BDP党のビルの前で
「ゲリラ達と交渉して、子供達を返せ！」
と

必死の
座り込み抗議を
続けているのだ。

親にとって。
ある日、忽然と

子供が
いなくなるコトほど

恐ろしい事は
ないだろう。

実は。最近。
トルコで

失踪する子供、の
トピックが

非常に
注目を集めている。



大多数は
残念ながら

頭のおかしい
小児性愛者などの
手にかかって

無残にも
命を落とすケースか

誰も見ていないところで
足を滑らしたりして

池などに落ちて
命を落とすケース。

ただし。
これとは、別に

現実に
「人身売買組織」
というのが

トルコには
存在するそうで。

全体から見れば
少数ではあるが

こういう組織に
誘拐されて

海外に
売り飛ばされるケース、

というのも
あるそうだ。



この２１世紀の現代で
信じられないけれど

誘拐された
子供達は

大多数は
奴隷のように

死ぬまで
働かされるか

セックス産業に
放り込まれるか

中には
臓器目当てで

臓器を奪って
子供は殺す、なんて

ケースも
あるそうだ。

失踪した子供達を待つ
親たちで作る

あるグループの
会長が

自身も捜索などに
参加して

少数ながら
失踪した子供達を

海外まで
探しに出て

その話を
新聞にのせていたのだが。

トルコの子供は
男女問わず

そのエキゾチックな
風貌が

東南アジア方面で
大変受けるそうで。

大多数は
セックス産業用に

そちら方面に
売り飛ばされるのだそうだ。



子供達には
「お前の親が、金でお前を売った」
と

ウソをついて
子供を諦めさせ

死ぬまで
働かせて

死ねば
また、次を連れて来る。

助けに行った
会長が

探し当てた子供は
会長に向かって

「今度は、どこに売り飛ばされるの？」
と

聞いたそうで
ある。

事故や犯罪に
巻き込まれることは

どこの国でも
あることだが。

この人身売買は
日本ではあまり
耳にはしない。

小さい時は
そういう危険があって

大きくなると
ゲリラなどに
騙されて

連れて行かれてしまう
危険が出てくる。

直接の
知り合いでなくても

どこどこの
だれだれの息子が

シリアの反政府軍に
共感して

シリアへ
行ってしまった、

なんて話。
ちらほら、耳にする。

これだって。
騙されてるうちに、入る。

どこまで
現実を知って、現地に行くのか。

クルドゲリラに
参加する子供達も、
同じだが

夢と理想のハザマの
幼い正義感を煽って

まるで
自分が

国を救うヒーローの
ような気分にさせて

子供達を
連れて行くのだ。

こういうニュースを
見るたびに

つくづく
子供に対する

日ごろの教育、
危機感を持たせること

当たり前のことだけど
「知らない人に、ついていかない」

とても大事だな、と
改めて思う。

下の子には
「危険を感じたら、叫ぶこと」

上の子には
「テロリスト達の話」を

重ね重ね
言い聞かせた。

機会を捉えて
こういう社会教育をするのは

トルコでは
とても大事なコトだと
思う。



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