ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

じ~ちゃんの、トルコ77日間日記 2

2013年10月31日 09時04分03秒 | トルコ文化
9月から10月に変わる辺りから
気候の変化が感じられるようになった。

まず、
毎日雲ひとつ無い快晴であった空に、

雲がぽっかり、ぽっかり
浮かぶようになってきた。

娘曰く、
「季節の変わり目の証拠だよ」とのこと。

それが全天を覆う雲に代わり、
その色が黒くなってきて、

遂に、10月2日の夜、
突然の雷雨となった。

トルコ入国以来、
51日目にして

初めての本格的な雨であった。
いわゆる驟雨である。


3日には
最高気温が10度に届かず、

最低気温はー4度で
12月の気候だったとか。

流石に「異常気象」と
報じられているらしい。

4日も曇りがちの
寒い日が続いた。

今朝5日は
最低気温がー2度とか!

起床の際、「寒さ」を感じたが、
特別な対応はせず
パソコンに向かっていたところ

激しい腹痛を感じて
トイレに駆け込んだ。

娘曰く
「トルコの寒さをなめちゃいかん!」とか。

確かに、急激に変化する気温は、
日本では経験できない。

10月7日(月)久々に外出した。
カイマクルの地下都市である。


「初期のキリスト教はユダヤ人社会から広まった」
という前提に立つと、

「カッパドキア地方にもユダヤ人社会があった」
ということになるのだが、

この岩窟教会と地下都市のある
がらんとした地域のどこに

ユダヤ人社会が存在したのだろうか?
という思いですっきりしなかった。


そのうち、
「ガラテアの信徒への伝道」は、

聖パウロが直接、
異邦人に伝道したもの(使徒言行録2;9には、ガラテヤ、リカオニアはない。)

という記述を
パソコンで見つけた。

そして、
「そうか、ユダヤ人社会を経由しない
伝道もあっても良いんじゃないか」と考えてみた。

そういえば、
同じ手紙の2;7~9には、

ペトロとパウロの
任務分担についての記載があるではないか。


そして、今回(10月7日)行った
カイマクリの地下都市の説明書に

「戦争が頻発したり
宗教的迫害が虐殺にまで高じた時代、

アナトリアの住民やシリア、パレスチナから来た
初期キリスト教徒たちは、

カッパドキアの谷の渓谷で、
厳格な修道生活の中に平安を見出していた。」とある。


パウロも、第二回、第三回
伝道旅行の際には、

シリアから陸路北上して
小アジアに入っており、

このルートが地中海から
アナトリアへの

重要な通商ルートで
あったことを考えれば、

キリストの福音が、
このルートでガラテヤ、リカオニア、カッパドキアに

伝えられていたとしても
不思議ではない。


(カイマクリの地下都市の教会跡。正面がアプスで中央の台は聖餐台であろうか。)

更に、7世紀の後半から
8世紀にかけて、

アナトリアの中心都市として
栄えていたカイセリに向けて、

アラブ人の襲撃が頻発し、
その為に、

その街道上にあったデリンクユ、
カイマクリで

古代からあった地下都市を
更に改良した

大規模な地下都市が
整備されたと考えれば納得がいく。


カイマクリ地下都市への途中、遠望できたエルジエス山(3917m)。この山ほかハサン山(3300m)などの噴火によってカッパドキアの大地は造られた。

しかし、この辺のところは、
別に書いた「カッパドキアの歴史とキリスト教」に譲る。

これは、あくまで、
トルコでの77日間の日記である。

この頃から風邪が
完全に抜けたようで

体調が急激に回復してきたのを
自覚できるようになった。






またまた、続く~♪






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じ~ちゃんの、トルコ77日間日記 1

2013年10月30日 17時06分59秒 | トルコ文化
じ~ちゃん。
トルコ滞在中、

せっせと日記を
書いとりました。

誰も見せる人が
いないってのも
つまらないので(笑)←っつ~か、日記は本来、見せないもんか?

ここに
大公開(笑)したいと
思いやす。

あっw
ちゃんと、本人了承済どすw

じ~ちゃんは
クリスチャンっす。

なので
キリスト教関係の記述も
でてきやすが。

どうぞ。
ひとつ、ご笑覧くださいまし~♪

では。
始まり、始まり~。



 昨日を振り返り、悔いることなく、
明日を思い煩うことなく、

ただ今日をあるがままに
生きることは、

想像出来ても、
現実的には、なかなか難しいことである。

 しかし、8月12日トルコに到着してから、
空港での荷物行方不明事件や

英語しか通じないガイドさんとの
イスタンブール観光(と言っても、ボスポラスクルーズとアヤソフィヤ博物館の見学だけだったが)、

それに、娘一家の住むネブシェヒールでの
生活に慣れるまでの当初の2~3日間を除いて、

私のトルコ滞在は、
将に、このスタイルになっている。

 ネブシェヒールに着いてから、
休日を挟みながら4日間、
カッパドキア周辺を見、




その後、コンヤ、パムッカレに
一泊づつしながら

リゾート地クシャダスに到着。
約8日間をエーゲ海の見える貸別荘で過ごした。




目の前に、
聖パウロが

第三回伝道旅行のエルサレムへの帰途
寄港したサモス島が望めたのは、

パウロに思いをはせてやってきた
今回の旅に対する
主のサービスだったのだろうか。


クシャダス滞在中は、
ヨハネの黙示録にある


「七つの教会」のあった街の遺跡巡りと


孫たちと海岸で過ごす日々であった。

 27日、弟が帰国し、
娘一家と私は、カシュに移動、


そこで2泊3日の貸別荘生活を経て、
アンタルヤ郊外からタウロス山脈を横断し
アナトリアに戻り、

コンヤ平原(片側200km、片側300km)の見晴るかす直線道路を
ひたすらネブシェヒールに向かって
帰って来たのだった。

それが、8月29日。
これらは全て娘一家のスケジュールに
(事前に、「七つの教会」巡りの要望はしていて、それは折込済みであった)

乗っかったものであり
ただただ従っただけの日々であった。

 1週間の休養の後、
ネブシェヒール(カッパドキア観光の拠点都市である)近郊の


「妖精の煙突」や「岩窟教会」を
見ながらの日々である。


それも、
「今日どうしても此処に行く」といった予定は立てず、

その日の気分でキャンセルも自由という
予定のもとに行動している。

それに国際運転免許証を持ってきたのは
正解であった。 

ひつじ君がツアーで不在の間は、
車が自由に使えるのである。

360度遮るもののない風景の中を
疾走する爽快感は例えようがない。


まるで「空を飛んでる」ようである。
国土の広さもさることながら、

人口密度も低いので、
観光シーズンの9月でさえ、
道路はガラガラで

2~3km以上見渡せる直線道路でも
対向車はせいぜい2~3台。

それも中央分離帯のある片道2車線に
路側帯付きの道路であるから

対向車からの圧迫感も全くない。
制限速度は、普通、時速90km。

前後を走る車も殆どない状況で
ストレスを感じない。

それに気候が大きく影響している。
この地域は、海抜1000mの高原地域であり、

9月に入ると、最高気温は20~25度、
最低気温が10度前後になる。

それに8月、9月共に湿度が低い。
まず汗が流れることがない。
直ぐ乾くのである。

その爽快感が、
日々のストレスの無さに加わる。

これ以上の条件は
望み難いのではなかろうか。




続く~♪



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安倍首相、トルコへおいでやすw

2013年10月30日 08時58分08秒 | 事件・事故・宗教・政治
毎日、ぽかぽかと
気持ちのいい日が
続いとりますな~。

秋の、こういう
「小春日和」みたいな
お天気を

トルコ語で
「パストルマ ヤズ」と
言いやす。

パストルマ、とは。
カイセリ地方が有名な

干し肉、なんすが。
これ。


これが、ちょうど
この秋の終わり頃に

作られるシーズン、
ってなわけで。

どかどか雪が
降ってくる前に

ぽかぽか陽気で
どっさり干し肉を作っておこう!

…かどうかは、
わかんにゃ~けどw

それで。
パストルマ ヤズってわけよ。

この陽気。
まだ、11月の10日くらいまで
続くそうなんすが。

そのあと
どっかり、雪の予報が
すでに出てるんで(涙)

今年の冬は
どっしり、がっちり
来そうな予感っすw

ところで。
日本の安倍首相が

10月28~30日の
予定で

トルコを
訪問中でござんす。

 
10月29日に
おこなわれた

マルマライ地下鉄の
開通式に出席するために
やってきたわけだけど。


※ 写真はヒューリエット紙より抜粋

この、地下鉄が通る
海底トンネルを

大成建設が
てがけたそうで。


ま。
日本の技術の見せドコロ♪
てなわけで。

強行に。
この式典出席の
日程を組んだそうだ。


「エルドアン首相と仲良く、ドルマバフチェ宮殿から、花火鑑賞」の図。(写真は、ヒューリエット紙より抜粋)

それから。
ついでに

シノップに
作られる予定の

トルコの第二原発の
工事契約もとって

本日
日本に帰るらしいっす。

日本国民としては。
原発技術をトルコに売りつける、
ってのに。

結構。
抵抗があるんすが。

いいすかね。
大丈夫なんでしょうかね。

原発なんか
作らなくたって。

トルコなら
自然の力で

十分電力確保が
できるんじゃないか、と

個人的には
思うんっすけど…。

汚れた自然は
モトに戻らないわけで…。

故郷、福島に
帰れなくて

泣いている
何万人もの人々や

海水汚染で
魚が食べられなくなっちゃったら
ど~すんべ、

なんて、言ってる
日本の状態から

何かを感じ取って
ほしいんすけどね。

ところで。
魚、といえば。

例のあさりさんは
めでたく調理されやして。


こ~んな、ワイン蒸しと


こ~んな、味噌汁に
変身~!!いたしやした。

おいしゅうござんした。
が。

殻の割りには
身が小さかったような
気がする~www






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カイセリのメトロへ♪

2013年10月29日 16時20分08秒 | 食べ物
じ~ちゃん、
帰って

どうも、
くさくさしてたのでw

おりゃ!いっちょ、景気づけに!!
ってなもんで。

カイセリ空港の帰り道。
「METRO」という

スーパーに
寄り道いたしやしたw


ここの魚屋。
内陸部では

なかなか
お目にかかれないような

いろんなお魚に
出会えるんでやんすw

いっぱいあって
いろいろ目移りしちゃう~!!!

で。
結局。


1匹、1.5キロもある
鯛さんと。


10匹で700グラムもある
でっけ~海老さんと。


久しぶりに
あさり汁が食べたい!
ってんで。

あさりさんを 
お買い上げ~♪

じ~ちゃん帰った途端に
やたら豪勢な
メニューになっちまってww

いやw
じ~ちゃんさよならパーティーを

いなくなってから
する、ってのも
何なんですがww←いや、一応、焼肉パーティーもしやしたw

ま。
とにかく。

珍しく豪勢な
海の幸に囲まれて

すっかり、
気分の良くなったひつじ飼いで
ございましたw←我ながら、相変わらず安い奴…

ど~でも
いいんだけど。

あさりの表示名に
「ボンゴレ」と書いてあったのだが。

あさりって
トルコ語で「ボンゴレ」なんすか???

海老と鯛は
食べちゃったけど。

あさりは
次の日料理する予定で


今んとこ
のんびりと
過ごしておられますw

他にも。
ウサ晴らしショッピングってんで。


普段、ネブ周辺で売ってない
しょうゆやら、ごま油やら


インスタントラーメンやら
なんやらかんやら

こ~んなに
買い物もしちゃいやしたw
わははw

いっきに
300リラもすっ飛んで!

帰り道に
ひつじと~ちゃんは
泣いてたけどw

ちなみに。
カイセリ・メトロは

毎週土曜日に
新しいお魚が来るそうっす♪

カイセリ周辺にお住まいの方は
土曜日を狙って、ゴー!!だ!





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ばいばい。じ~ちゃん。

2013年10月29日 09時44分04秒 | 日常生活

昨日。
10月28日。

カイセリ空港から
じ~ちゃんを

日本に
送り出しやしたw

2ヶ月半なんて。
どんだけ長くて

最後の方なんか
どうでも

よくなっちゃうんじゃね~の?
なんて。

罰あたりな事を
考えてたひつじ飼いですが。

予想に反して
2ヶ月半は
あっという間に過ぎ

えっ?
もう帰っちゃうの?ってな感じで

この日は
やってきやしたw

もっと若い?頃は
正直

うざって~な、とか
思った事もありやしたが。

なるほど。
離れてみて、よくわかる

親のありがたみ、って
奴でしてw

親の
自分の心の中での
存在感が

改めて
わかっちゃったり
して。

なるほど。
親って。

理屈抜きで
ありがたいもんっす。へい。

今朝、
リビングに入った時に

いつもそこに
わしの

「綿入れ半纏」
着て座ってた

じ~ちゃんが
いなかったのが

すごく
寂しかったけど。

また、
ヒマを作って

ぜひ、
孫らの顔を見に

トルコに
来てくだせい。

お待ちしとりやす♪







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