河口慧海(かわぐちえかい)は,仏教学者であり秘境チベットを旅した冒険家である。明治が始まる頃に生まれ終戦時に80歳で永眠した。インドから,単独でチベット越えをしラサにいたる軌跡は,まさに,奇跡と言える旅で,帰国後著した旅行記は,当時,大変な評判であったと言う。また,慧海が持ち帰ったチベット語経典は,とても・希少・貴重なものであるらしい。慧海が持ち帰ったものは,現在,財団法人東洋文庫に . . . 本文を読む
元はといえば,『メディアの支配者』を読むに至ったのは,ホリエモン対フジテレビの70日抗争がきっかけだった。背後に,鹿内一族のフジサンケイ支配の歴史があり,フジテレビ日枝による鹿内追放のシナリオに,ホリエモンが殴りこみをかけるという構図。加えて,その後,ホリエモンが,反逆者,しずかちゃんいじめに走ったことから,ほりえもん,そのものにも傾斜してみたが・・・。 『メディアの支配者』を読み終えてみて感じ . . . 本文を読む
『メディアの支配者』「第6章 改革者~鹿内宏明の試み」にたどりついた。図らずも,フジサンケイグループを代表することになった興銀マンの苦悩が窺い知れる。準備期間もない。腹心もつけない。優秀だが,あまりにも清廉潔白すぎる。清濁併せ呑むことが 求められるマスコミの,しかも,不磨殿の奥の奥にいきなり,投げ込まれた鹿内宏明氏の不運だった。
しかし,人材を輩出した興銀といっても,しょせんはサラリーマン。 . . . 本文を読む
ソビエト軍のチェコスロバキア侵攻によるプラハの春の挫折。1968年の出来事だ。そのとき,モスクワの赤の広場で抗議行動を起こした7人の人々がいた。その中の一人に,乳飲み子を抱えた詩人のゴルバネスカヤがいた。 KGB局員に捉えられた7人は,強制労働収容所に送られたり,国外追放になったりしたが,幼い子供をかかえるゴルバネスカヤは,むりやり,精神分裂症の診断をくだされ,精神弛緩剤のハロペリドールを長期に . . . 本文を読む
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『メディアの支配者 下巻』 を読み始めた。
第4章 梟雄~鹿内信隆のメディア支配〔後〕第5章 華麗なる一族~後継者・鹿内春雄第6章 改革者~鹿内宏明の試み第7章 宿命~フジサンケイグループの抱える闇エピローグ 下巻は以上で構成されているが,今,鹿内信隆のメディア支配〔後〕の後ろのあたりをうろついているところだ。吉 . . . 本文を読む