そして,この『メディアの支配者』の上巻で最も面白いのは,第4章の梟雄~鹿内信隆のメディア支配〔前〕である。鹿内信隆のサクセスストーリー,これまた,戦中,戦後のミニ昭和史の格好の素材で,とてもおもしろい。気が向いた時に,また,何かコメントしてみようと思う。 . . . 本文を読む
『メディアの支配者(上)』を読んだ。なかなか読み応えのある本である。著者の中川一徳さんの,丁寧な取材の積み重ねに基づく,平易で精緻な解説に脱帽だ。
上巻は,四章からなる。
第1章 彫刻の森~鹿内信隆のつくった王国第2章 クーデター~鹿内宏明解任第3章 抗争~日枝久の勝利第4章 梟雄~鹿内信隆のメディア支配〔前〕 結局,準備周到にクーデターを計画した,フジテレビの日枝社長が完全勝利し,鹿内宏 . . . 本文を読む