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誤った“粗食信仰”

2016年03月04日 14時58分54秒 | 医科・歯科・介護
間違って健康法が問題である。
「健康・長寿には粗食」がいい。
誤った“粗食信仰”
長い間、低栄養で感染症を克服できない。
粗食では免疫力低下を招き、感染症にかかるリスクを増加させる。
長寿者は積極的に肉を食べている。
肉と魚は同程度の量を取ることが大切。
極度にダイエットをすると、死亡率も高まる。
太り過ぎで心筋梗塞になる人よりも、痩せすぎで感染症で死ぬ可能性の方が高い。
3食バランスよく取る。
動物性タンパク質を取る。
油脂類を十分に取る。
緑黄色野菜や根菜など多種類の野菜と、果物を取る。
酢、香辛料、香味野菜を取り入れる。
和風、中華、洋風とさまざまな料理を取り入れる。
共食の機会を豊富に作る。
かむ力を維持するため義歯は定期的に検査を受ける。
健康情報を積極的に取り入れる。

日本応用老年学会理事長
桜美林大学名誉教授・特任教授 柴田博さん

精神は鍛練なしでは堕落する

2016年03月04日 14時32分23秒 | 社会・文化・政治・経済
如何に人を励ますか?
「だれよりも苦しんだ君は、だれよりも人の心がわかる君なんです。だれよりもつらい思いをしたあなたは、だれよりも人の優しさに敏感なあなたのはずです。
そいう人こそ21世紀に必要なのです」
イジメ自殺をする人に、このような励ましの言葉を送る人が身近にいたら、救いであろう。
ありのままの人間として人格の輝き。
皆を包み込む温かさ、人を思いやる心、大いなる理想への不屈の信念、飽くなき向上心―それらを育む精神の光彩こそが、人格輝く。
友人、知人の中に、人間として人格が輝く人がいる。
日々、刺激になる。
奮起する。
精神は鍛練なしでは堕落するものだ。

心を開くあいさつのコツ

2016年03月04日 14時04分37秒 | 社会・文化・政治・経済
礼儀とは相手を思う心と行動

「挨拶」の挨は「心を開く」、「拶」は「相手に近づく」という意味がある。
つまり、自ら心を開くことで、相手もそれに応えてくれる。
心を開くあいさつのコツは「先手必笑(ひっしょう)」。
「自分から先」に、「笑顔」という点がポイント。
さらに、心や思いを行動に表していくマナー。



人って、“自分を分かってくれる存在”に気付けば、ポジティブになれるものだ。
お互いに悪いところも良いところがある。
そこでなるべく、良いところを見せて切磋していく。
誰でも、必ず素晴らしいものをもっている。
お互いに、相手の“良さ”を感じることができれば、一気に心の距離は縮まるものだ

次期 歯科診療報酬改定

2016年03月04日 12時35分18秒 | 医科・歯科・介護
地域包括ケアは、地域完結型の歯科医療提供を構築することから、かかりつけ歯科医は重要な役割を担います。
平成26年度東京都福祉保健基礎調査『都民の健康と医療に関する実態と意識』の結果(速報)をみると、20歳以上において、「かかりつけ歯科医」を「決めている」人の割合は70.2%、「特に決めていない」人は28.8%と、約7割の人が「かかりつけ歯科医」を決めていました。
また、かかりつけ歯科医機能の定義についても議論がなされてきた経緯があり、平成8年厚生省(当時)で、歯科保健・福祉のあり方に関する検討委員会で示された6つの「かかりつけ歯科医機能」をベースに、改定議論が進められています。

中医協資料によれば、歯科訪問診療を行っている医療機関は全体の約20%、歯科外来環境体制加算の届出医療機関は約12%、在宅療養支援歯科診療所は約9%となっており、複数の常勤歯科医師あるいは常勤の歯科衛生士の配置などの条件も考慮すると、そのハードルは高いといえます。
また、これらの条件を満たした場合に算定する新たな点数が設定されることになると思われますが、新設点数が要件に見合う点数となるのか、厳しい算定制限が設けられるのかなども注視すべき点です。

歯科訪問診療の現状(進渉)に関する課題では、施設基準の歯科訪問診療2または3のみ選択している医療機関が約1割と報告されています。
そのため、複数の患者に行われる歯科訪問診療の質を確保する観点から、歯科訪問診療3の評価や取り扱い等についての対応を論点として挙げています。
また、前回改定で新設された在宅かかりつけ歯科診療所の届出が約1.5%であることが報告され、その施設基準を見直しも提案されました。
歯科訪問診療料の20分以上の算定要件や、歯科訪問診療で行う処置、歯冠修復・欠損補綴及び手術の一部関連、病院等で開催されるカンファレンス等へ参加して歯科訪問診療で口腔機能管理等を行った場合の評価についても、見直しの論点として挙げられています。

2014年度改正において在宅歯科診療については、歯科訪問診療料の細分化や在宅患者等急性歯科疾患対応加算の見直し、在宅かかりつけ歯科診療所加算の新設、医科点数表における歯科医療機関連携加算の新設などが行われました。
また在宅療養支援歯科診療所は、在宅又は社会福祉施設等における療養を歯科医療面から支援する歯科診療所であり、2008年度改定時に創設されていますが、その数は増加傾向にあるものの、未だ全歯科診療所の約8%にとどまっています。

地域包括ケアシステムとは、「ニーズに応じた住宅が提供されることを基本とした上で、生活上の安全・安心・健康を確保するために医療や介護のみならず、福祉サービスも含めた様々な生活サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるような地域での体制」とされています。
つまり、これから構築しようとする地域包括ケアシステムとは、できる限り住み慣れた自宅や地域で暮らし続けながら、必要に応じて医療や介護等のサービスを用いて、最期を迎えられるような体制ということができ、下図に示すように「本人・家族の選択と心構え」を基盤に「すまいとすまい方」がまずあり、その上でしっかりとした「生活支援・福祉サービス」に基づいて「医療・看護」、「介護・リハビリテーション」、「保健・予防」が提供されるといった姿が想定されています。

周術期口腔機能管理の条件や周術期口腔機能管理料手術加算、周術期口腔機能管理料Ⅲの諸条件、歯科外来環境体制加算の施設基準、歯科治療総合医療管理料等、見直しや検討項目が挙げられています。

「口腔疾患、口腔機能低下への対応」の(1)口腔機能に着目した評価では、先進医療に導入されている有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査、舌圧測定などが資料で出され、咀嚼機能を含む口腔機能の検査方法、管理の在り方の評価が十分ではないとし、「口腔機能の評価、および口腔機能の獲得・成長発育、維持・向上(回復)に着目した歯科治療についてどのような対応が考えられるか」との論点があがっています。
また、(2)う蝕や歯周疾患の重症化予防の推進について、歯周病の重症化予防の観点で、現在は中等度以上の歯周病患者に限定されている歯周病安定期治療(SPT)、う蝕の重症化予防の観点では、初期う蝕において適切な早期診断と管理のもとで健全な状態に回復する可能性があるとの新たな考え方も示されています。
口腔機能に着目した評価では、現在先進医療に位置づけられている有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査の保険導入、舌接触補助床装着後の舌圧測定の評価、ホッツ床等を含む口蓋補綴、顎補綴を装着した際の管理や指導の評価が検討されています。
また歯科固有の技術の評価では、根管治療について上顎第1大臼歯の約5割に4根管、下顎第2大臼歯の約3割に樋状根が認められること、マイクロスコープを用いて通常では見つけられにくい歯の内部を拡大して調べることができることが示されており、「4根管」「樋状根」「マイクロスコープ」の評価も論点として挙げられています。
口腔機能に着目した評価では、現在先進医療に位置づけられている有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査の保険導入、舌接触補助床装着後の舌圧測定の評価、ホッツ床等を含む口蓋補綴、顎補綴を装着した際の管理や指導の評価が検討されています。
また歯科固有の技術の評価では、根管治療について上顎第1大臼歯の約5割に4根管、下顎第2大臼歯の約3割に樋状根が認められること、マイクロスコープを用いて通常では見つけられにくい歯の内部を拡大して調べることができることが示されており、「4根管」「樋状根」「マイクロスコープ」の評価も論点として挙げられています。







「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」

2016年03月04日 11時32分24秒 | 医科・歯科・介護
┏━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━┓

「保険適用される公知申請品目に関する情報」掲載のお知らせ
                      (2016/03/03配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

本日、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」における検討結果を受け
「保険適用される品目に関する情報」が掲載されましたのでお知らせいたします。
http://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0017.html

薬事承認上は適応外であっても保険適用の対象となる医薬品名は以下の通りです(カッコ内は一般名)。
なお、追加または変更予定となっている効能効果、用法用量は、リンク先からご確認ください。

■コルヒチン錠0.5mg「タカタ」
 (コルヒチン)

■バリキサ錠450mg
 (バルガンシクロビル塩酸塩)

■ゼローダ錠300
 (カペシタビン)

これらの医薬品を使用する際には、保険適応後、承認されるまでの間は、
公知申請への妥当性に係る報告書の内容をよく読み、適正に使用してください。
------------------------------------------------------------------------
■「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」における検討結果を受け
 保険適用される品目に関する情報
http://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0016.html

-本コンテンツについて-
 厚生労働省では、欧米では認められているが、国内では承認されていない適応等について、
「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において医療上の必要性を評価し、
公知申請による薬事承認の妥当性を確認しています。
 この検討会議において妥当とされ、薬事・食品衛生審議会で評価を終了した
医薬品と効能効果・用法用量は、薬事承認前であっても保険が適用されますので、
本コンテンツにおいて情報提供しています。
 また、公知申請により承認された医薬品と効能効果・用法用量は、
http://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0015.html
にてご確認ください。

△▼厚生労働省▼△  03月03日 19時 以降掲載

2016年03月04日 11時31分21秒 | 医科・歯科・介護
新着情報配信サービス

     

○ 政策分野

・平成28年度臨床効果データベース整備事業実施団体の公募について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219357

○ 審議会等

・第127回社会保障審議会介護給付費分科会議事録(2016年2月3日)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219359

・中央社会保険医療協議会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219361

○ 統計情報

・毎月勤労統計調査-平成28年1月分結果速報
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219363

○リンク

numata727 さんが 2015年03月03日 に書かれた記事をお届けします

2016年03月04日 11時28分22秒 | 医科・歯科・介護
歯科医の過剰にどう対処

歯医者さん+アルファとは?歯科医の過剰にどう対処日本テレビnews every 2月27日 “会議のミカタ”画像■歯科医師10万人時代の生き残り戦略歯科医師免許所持者10万人は1960年代の約3倍で、歯科医院7万軒はコンビニよりも多い時代。厚労省に需給問題のワーキンググループができたので、歯科はどうなっていく...
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イラン・イスラム共和国保健・医療・医科教育省と医療・保健分野の協力覚書に署名

2月23日(月)、塩崎厚生労働大臣は、来日中の イラン・イスラム共和国  ハーシェミ 保健・医療・医科教育大臣との間で、「日本国厚生労働省と   イラン・イスラム共和国保健・医療・医科教育省との医療・保健分野での協力に関する覚書」の署名を行いました。   具体的には、   1 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ...
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輪太郎が恋いした大杉ミネ

利根輪太郎は大学の4年間一人の女性を追い求めた。「15歳の神話」の裸体の油絵の少女が絵から抜け出したような人であった。彼女は実に寡黙な人であり近代文学研究会で一度も発言をしたことがなかった。輪太郎が近代文学研究会に入ったのは大杉ミネと親しくなりたいとの思惑からであった。だが、寡黙で人を寄せ付けないような雰囲気...
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信じがたい浪費ぐせの高齢者

高齢者にとって「老後資金はいく必要なのか」と比べ、「お金をどのように、使うか」については、案外関心が薄いのではないかと思うことがある。生前せっせとためた老後資金をほとんど使わないまま、親族が相続した。その資産数千万円。シニアライフ情報センター代表理事・池田敏史子さん----------------------...
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電子レセプトの割合 医科97.5%、歯科86.1%、調剤99.9%

社会保険診療報酬支払基金Press Release No.5762015/2/25平成27年1月受付分の電子レセプトの割合件数で97.0%、機関数で86.1%平成27年1月に医療機関及び薬局から支払基金に請求された電子レセプトの件数割合は、全体の97.0%となっています。(医科97.5%、歯科86.1%、調剤...
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軽減税率は、公明党、医師会が頑張れるかが鍵

医療に軽減税率導入なら薬価も?日医がどこまでWebmedicalニュース 2月16日より■与党税制改正大綱に軽減税率の言葉はない2017年消費税10%への引き上げ時には食料品を対象とした軽減税率の導入が与党で合意され、与党税制改正大綱に明示されている。また、大綱では医療に関する消費税の扱いについても「総合的に...
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保健所医師が不適切診察

自宅で家族を診療共同通信社 2015年3月2日(月) 配信  松山市は27日、市保健所に勤務する50代の男性医師が、診療所の届け出をしていない自宅で診察するなどの不適切行為があったと発表した。 市によると、医師は昨年12月末、自宅で妻と次男のインフルエンザを診察した。その後、保健所の名前で処方箋を作成し、薬局...
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医道審議会、20人(歯科医師8人)の行政処分を答申

医師の「免許取消」はゼロ、2006年以来 m3.com  2015年2月27日(金) 配信 橋本佳子(m3.com編集長)  厚生労働省医道審議会医道分科会は2月27日、医師、歯科医師合わせて31人の行政処分の諮問を受け、20人(医師12 人、歯科医師8人)の行政処分を答申、決定した。残る11人のうち10人は...
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学術会議が不正対応策

実験データ10年保存を原則 共同通信社 2015年3月2日(月 )配信  STAP論文問題など研究不正が続発していることを受け、日本学術会議は27日、実験データは10年間、標本などの試料は5年間の保存を原則とする対応策をまとめた。文部科学省の研究不正に関するガイドラインの運用に際し、基本的な考え方となる見通し...
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東北薬科大医学部新設で激しい反発

議論混迷、医師不足解消を見通せず 共同通信社 2015年3月2日(月) 配信  東北6県の医師不足解消を目指し、東日本大震災の復興支援策として37年ぶりの医学部新設先に選ばれた東北薬科大(仙台市)が、激しい反発にさらされている。地域医療の現場から教員になる人材が引き抜かれ、医師が宮城県に集中するとの懸念が根強...
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「医薬品安全対策情報(DSU)」を掲載

┏━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━┓ 「医薬品安全対策情報(DSU)」掲載のお知らせ (2015/03/03配信)┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛本日、「医薬品安全対策情報(DSU)」を掲載しましたのでお知らせします。DSUは、最近約1ヶ月の間に...
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2016年03月04日 11時26分14秒 | 【お知らせ】
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【本日の一枚】

本日の一枚は花>団子さんが神奈川県松田町西平畑公園で撮影した「カワヅザクラ」です。
「カワヅザクラ」は冬に咲き始める早咲きの桜です。本日の一枚は、冠雪した富士山の雄大な姿と晴れ渡る空、かかる雲を背景に、見事に咲き誇る濃いピンク色の花を写しとり、色合いのバランスも美しい一枚です。


本日の一枚を見る
https://hc.minhana.net/photo_of_ today?utm_source=tsushin&utm_medium=mail&utm_campaign=mailmag

本日の一枚は、撮影スポット(※)を登録していただいた写真の中から季節感あふれる写真や花のある風景など、 そのスポットに出かけたくなるような魅力的な写真を選ばせていただいております。
(※)撮影スポットは、写真投稿ページの「撮影スポットを登録」に入力すると登録することができます。
  例:東京都小平市/東山動植物園/八坂神社 など
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください。紅葉の写真投稿もお待ちしております。


お花を楽しめるおすすめのスポットを「撮影スポット」に記入してご投稿ください。
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください♪

【本日の誕生花】

モモ
中国では邪気を祓う植物とされていて、モモを使った様々な伝統行事があるんですよ!花言葉は「チャーミング」です!
https://minhana.net/wiki/view/2780?utm_source=tsushin&utm _medium=mail&utm_campaign=mailmag

花粉シーズン本格化 

2016年03月04日 11時24分49秒 | 医科・歯科・介護
 今週末は飛散量増加

共同通信社 2016年3月3日 (木) 配信

 気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)は2日、西日本から東日本の広範囲で、スギ花粉シーズンが本格化したと発表した。今週末は各地で気温が上昇する見込みで飛散量が増え、東北でもシーズン入りするという。
 同社によると、関東から九州は3月上~中旬、北陸や東北は3月中~下旬に、最もつらいと感じる時期を迎える。
 ヒノキ花粉も増え、九州は3月下旬から、東、西日本は4月以降にピークになる。スギ、ヒノキを合わせた今春の飛散量は全国的に少ないとみている。
 同社は独自に設置した観測機器のデータや寄せられた情報を基に花粉シーズンを予測している。

花粉症の専門家に聞く

2016年03月04日 11時23分24秒 | 医科・歯科・介護
「今すぐ対策」と「完治目標」
花粉症治療の両輪を知る


毎日新聞 2016年3月3日 配信 医療プレミアム(福島安紀 / 医療ライター)
 花粉症の人にはつらいシーズンが到来しました。年々患者数は増加し、いまや都市部では3人に1人がスギ花粉症といわれます。すぐできる対策と、完治を目指す方法、花粉症治療の両輪を「花粉症の長期戦略と短期療法」(小学館文庫)の著書もある耳鼻咽喉科山西クリニック(東京都新宿区)院長の山西敏朗さんに聞きました。
■それ、本当に花粉症? 発症のメカニズム
 花粉症は、目、鼻、口に花粉が入ることで、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどのイガイガなどといった症状が出る病気です。この時期、典型的な症状が出ている皆さんにまずお勧めしたいのが、一度は、耳鼻咽喉科へ行って本当にスギ花粉症なのか診断を受けることです。というのは、毎年、この時期に来院する患者さんの中には、“思い込み花粉症”の方が結構いるからです。花粉症だと思っていたら鼻の真ん中にある軟骨が曲がっている鼻中隔湾曲症だったり、副鼻腔(びくう)炎やポリープ(はなたけ)があったり、まれではありますががんが見つかったりということもあります。花粉症でない場合には当然その治療法も変わってきます。
 そもそも花粉症とは、過剰に免疫機能が働くことによるアレルギー反応です。私たちの体には、鼻や口の中にウイルスや菌のような外敵が入ってきたら、くしゃみや鼻水で外へ出そうとし、鼻を詰まらせてそれ以上入って来ないようにする免疫機構が備わっています。花粉をウイルスと同じような有害な外敵と体が勘違いして免疫機能が過剰に働くために、わずらわしい症状が出るのがこの病気です。いつでも誰でもなる可能性があるので、今まで花粉症と無縁だった人も決して油断はできません。
■明日からでも始められる治療法
 治療は、アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬の内服が中心です。症状に合わせて点鼻薬や目薬も使うと症状がかなり抑えられます。本来は花粉が飛び始めたころから、それが無理なら少しでも症状が出だしたら治療を始めたほうが、つらい花粉シーズンを楽に乗り切れます。
 以前は、抗ヒスタミン薬を飲むと眠くなるのが難点でしたが、現在は眠くなりにくい第2世代の薬を使うことが多くなっています。服薬回数は1日1回か2回が一般的です。市販薬でも、眠くなりにくく医師の処方薬と同じ量の抗ヒスタミン薬が売られています。ただ、医療用と同じ量の市販薬は非常に高価です。できれば耳鼻咽喉科を受診して、きちんと診断を受けてから、症状や生活スタイルに合わせた薬を処方してもらったほうがいいのではないでしょうか。
■オススメは鼻マスクにゴーグル 症状の悪化を防ぐセルフケア
 花粉症対策ではセルフケアも重要です。既に実践している人も多いと思いますが、外出時にはマスクとメガネをして、できる限り花粉を体内に入れないようにしましょう。仕事の関係で一般的なマスクができない人には、鼻マスク(鼻栓)がお勧めです。鼻の穴に直接入れて花粉の侵入を防ぐマスクで、洗えるものです。メガネは目の横からの花粉の侵入を防ぐためには、ゴーグルタイプが最適ですが、サングラスや普通のメガネで代用する手もあります。
 この時期は空気が乾燥しているので、加湿器などを使って室内の湿度を60%くらいに保ち、花粉の浮遊を防ぎましょう。ほこりの影響で症状がひどくなる人も多いので空気清浄機能がついたタイプのものもお勧めです。室内の花粉やほこりの飛散を減らすために掃除をこまめにするのも重要ですが、そのときもマスクとメガネは必ず着用しましょう。
■お酒やスパイスは注意 口紅やマスカラも控えめに
 それから、飲酒や香辛料の強い食べ物は症状を悪化させやすいので、この時期は控えめにすることも大切です。ストレスの多い人や不規則な生活、睡眠不足も自律神経のバランスを崩し症状悪化につながります。さらに、化粧をすると花粉が顔に付着しやすいので、特にグロスタイプの口紅やマスカラなどは控えたほうがよさそうです。
 残念ながら、これを食べたら花粉症が治るというものはありません。腸内細菌を整えると過剰な免疫反応が抑えられ花粉症が改善するという研究結果も出ていますが、ヨーグルトを食べただけで花粉症が治ったという患者さんには出会った経験がありません。
 一方、少し汗をかく程度の有酸素運動は、花粉症の症状の悪化を防ぐのでウオーキングやジョギングを日常生活の中に取り入れるとよいでしょう。昼前後、夕方の日没前は大量の花粉が飛散しますから、その時間帯は極力避けて行うことをおすすめします。環境省や気象庁の花粉情報サイトをチェックし、飛散量の多い地域への旅行や遠出は控えましょう。
■完治も期待できる「舌下免疫療法」
 中長期的な戦略としてはスギ花粉の飛散が終わった5月以降に、次のシーズンに備えてレーザー治療を受ける方法もあります。鼻の粘膜の一部にレーザーを照射し、花粉によるアレルギー反応が起こりにくくする治療法で、日帰りで受けられます。ただし、レーザー治療は根本的に花粉症を治すわけではありません。効果の持続期間には個人差があるものの、少なくとも2〜3年後の花粉症シーズンにはまた元のような症状が出ます。
 完治が期待できるのは、舌下免疫療法です。これは減感作療法とも呼ばれます。スギ花粉エキス「シダトレン」を毎日1回舌の下にたらし、アレルギー反応を弱めていく治療法です。以前は注射による免疫療法が中心でしたが、2014年10月からシダトレンが保険適用になり、痛い思いをせずに自宅で簡単に行えるようになりました。
 この治療は初めてお受けになる場合、スギ花粉が飛散していない6月〜12月までに開始し、3〜5年間続ける必要があります。対象はスギ花粉症の患者さんで、ヒノキやブタクサなど他のアレルギーには対応していません。国内での臨床試験のデータによると、3年間使用し続けた場合、7〜8割の方に有効であったという報告があります。まれに急性のアレルギー症状、アナフィラキシーショックを起こす危険があり、効果が出ない人がいることも知っておきましょう。毎日続けるのは大変だと思うかもしれませんが、朝、歯を磨く習慣がある人が多いので、その後に花粉エキスを滴下すれば難なく続けられます。実は私自身もスギ花粉症で舌下免疫療法を受けていますが、習慣になってしまえば意外と続けるのは苦ではないものです。味も甘いので悪くないですよ。舌下免疫療法を受けられる医療機関は、鳥居薬品のサイトで検索できます。
 自分にあった治療法と対処法を医師と相談し選んでもらい、つらい症状を軽減し、できるだけ快適に花粉症シーズンを乗り切っていきましょう。
○福島安紀(ふくしま・あき):1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。著書に「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)、「病気でムダなお金を使わない本」(WAVE出版)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。

△▼厚生労働省▼△ 03月03日 10時 以降掲載

2016年03月04日 11時22分15秒 | 医科・歯科・介護
新着情報配信サービス

      

○ 報道発表

・ミャンマー戦没者遺骨の御帰還に係る拝礼式について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219321

・医薬品成分を含有する製品の発見について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219323

・第9回国立感染症研究所村山庁舎施設運営連絡協議会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219325

○ 政策分野

・労働者派遣事業・職業紹介事業等
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219327

・労災レセプト電算処理システム 電子レセプトの作成・マスターコード(その2)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219329

・予算執行の情報開示
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219331

・予算執行の情報開示
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219333

・公益事業に関する争議行為の予告公表ページについて更新されました
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219335

○ 審議会等

・医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第3回)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219337

・第14回地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219339

・第3回「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219341

・薬事・食品衛生審議会 医薬品再評価部会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219343

・「第4回機能安全を用いた機械等の取扱規制のあり方に関する検討会」の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219345

・石綿に係る疾病の業務上外に関する検討会 第102回(平成27年度第8回)検討会 開催案内
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219347

・【参加募集】傍聴・参加が可能な審議会等の会議一覧
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219349

○ 採用情報

・採用情報(非常勤職員(社会・援護局障害保健福祉部)募集情報)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219351

・採用情報(非常勤職員(大臣官房人事課)募集情報)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=219353

○ その他

・調達情報 「平成28年版 労働経済の分析」(閣議版)2,900部 外2件の印刷
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「診療報酬の遍在是正」がキーワード

2016年03月04日 11時18分31秒 | 医科・歯科・介護
中川俊男・日医副会長に聞く◆Vol.1


最大の成果は調剤医療費への歯止め



m3.com 2016年3月2日 (水) 配信  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

 2025年に向けて、地域包括ケアシステムの構築が進む中で実施された2016年度診療報酬改定。7対1入院基本料の見直しなど、医療機能の分化と連携の推進に向けた改定項目が並ぶ。
 診療側の立場から中医協の議論を主導したのが、日本医師会副会長の中川俊男氏。今改定の注目点やその評価、影響などをお聞きした(2016年2月25日にインタビュー。計4回の連載)。
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中川副会長は「今改定は、営利に走る大手薬局チェーンへの歯止め」と評価。

 ――前回の2014年度改定は、地域包括ケア病棟入院料や地域包括診療料など、注目の新設点数がありました。次回の2018年度改定は、診療報酬と介護報酬の同時改定です。その中間に当たる今改定は、新設点数は少なく、診療報酬体系の問題点の修正に重点を置いた印象です。
 目立った新しい点数がないという理解は正しいと思います。限られた財源しかない改定なので、無理に大変革をせず、点数の修正にとどめたのは正しいやり方でしょう。
 日本医師会が、今改定の議論の中で問題視していたのは、調剤医療費の高騰です。その是正に向け、調剤報酬を大幅に見直したことが、第一の評価すべき点です(『かかりつけ薬剤師」の有無で点数に大差』を参照)。特に、大型門前薬局の評価の見直しが行われた意義は大きいと思います。第二のポイントは、長期投薬の是正。長期投薬も含め、モラルハザードの是正が今改定の特徴です。これにより、診療報酬の偏在の是正が進むと考えています。
――改定率については、どう評価されていますか。厚労省は、診療報酬全体では「ネットで0.84%のマイナス」と説明しています。さらに、通常の市場拡大再算定と、今改定で導入された特例の市場拡大再算定を加えると、よりマイナス幅は拡大します。先生は、この点の考え方を厚労省に質していました(『「2回連続のマイナス」、2016年度改定率決定』、『「極めて遺憾」、改定率決定で中川日医副会長』などを参照)。
 塩崎恭久厚労相が、昨年の診療報酬の改定率決定時に説明した通りだと思います。ネットで0.84%のマイナス、過去の改定時の表現と揃え、通常の市場拡大再算定分(医療費ベースで0.19%減)を加味すると、1.03%のマイナスです。なお、特例再算定分(同0.28%減)を加えて計算した場合には、1.31%のマイナスです。
 ただ診療報酬本体は0.49%のプラスです。財政制度等審議会は昨秋の建議で、診療報酬本体についてもマイナス改定を求めていたことを考えると(『「社会保障費増、5000億円弱に抑制」財政審建議』を参照)、一定程度評価できる結果だと思います。
 次回改定に向けた議論では、今改定を前例にせず、薬価等引き下げによる財源は、診療報酬本体の改定財源に充当すべきだと要求していきます。
――第一の評価ポイントとして挙げられた、調剤報酬についてお聞きします。改めて問題意識をお聞きできますか。
 株式会社経営の薬局、特に大手調剤薬局チェーンが、公的医療保険制度下に入っていること自体に無理があります。この問題に尽きます。大手調剤薬局チェーン4社の2014年の純利益の合計は139億円、内部留保の増加額は120億円、配当は約26億円に達します(『門前薬局から、かかりつけ薬局・薬剤師への転換迫る』を参照)。これは大きな問題です。その実態を明らかにするため、有価証券報告書で、保険分野とそれ以外の分野に分けて、収益を出してもらいたいと提案しています。公的医療保険制度下で運営する以上、明瞭な決算の開示を義務付けるべきです。
 今改定では、大型門前薬局の調剤報酬を引き下げました。さらに「かかりつけ薬剤師」の考え方を導入したことは成果であり、営利に走る大手薬局チェーンに対する一定の歯止めになったと思います。当初の議論では、「かかりつけ薬局」との表現でした。最終的には「かかりつけ薬剤師・薬局」となり、「薬局」が残ったのは残念ですが、「薬剤師」との言葉が入りました。
――調剤報酬については、調剤基本料や基準調剤加算をはじめ、さまざまな点数が見直されました。当初の想定通りに進んだのか、あるいはまだ不十分な点があるのでしょうか。
 現時点では、検証してみないことには分かりません。
――長期投薬は、「モラルハザードの是正」から、制限したとのことです(『「内服薬2種類以上、減少」で250点』を参照)。
 はい、その点が重要なポイントです。「90日処方が当たり前」というのは、医療としておかしい。中医協総会にも日医総研のデータを出しましたが、「長期投薬により、患者が服薬を忘れたり、中断したために、病状が改善しなかった」などの問題が生じています(『分割調剤や残薬調整、診療側と支払側で意見対立』を参照)。大病院から逆紹介で診療所に戻ってきても、患者さんが「60日処方」や「90日処方」 に慣れてしまっています。2カ月も、3カ月も受診しなくてもいい状況は問題。
――「30日超」の場合には、病状が変化した際の対応方法を患者に周知したり、分割調剤を検討するなどの対応が必要になります。
 「30日超」という言葉が入ったのは、画期的と評価しています。漫然と長期処方をするのではなく、それが本当に必要なのかを今一度、立ち止まって考えていただきたい。
――残薬問題についても対策が講じられ、処方せん様式も変更されました。残薬対策は必要ですが、疑義照会が増え、現場の業務が大変になる懸念もあります。
 その影響こそ、まさに検証が必要。残薬が多いのは、多剤投薬ではなく、処方日数が長いことが主たる原因だと私は思っています。
 そのほか薬関連では、院内処方に対する「外来後発医薬品使用体制加算」の新設も、注目点です。医薬分業から院内処方に戻す選択肢もあり得るという意味が込められています(『「後発品70%以上」、処方料3点加算』を参照)。
――「モラルハザードの是正」から改正された点は、他に何がありますか。
 回復期リハビリ病棟の疾患別リハビリテーションで、アウトカム評価が導入されたことです(『回復期リハビリでアウトカム評価を導入』を参照)。「回復期リハビリ病棟の中には、入院患者の9割以上に、1日平均6単位を超す疾患別リハビリを実施している病棟が約2割ある」といった実態は、やはりおかしい(『リハビリ、「アウトカム評価」重視へ』を参照)。その背景には、理学療法士数が多すぎるという現状があると考えています。