アロマテラピー学習ブログ

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参照。

コラーゲン(膠原繊維)とエラスチン(弾性線維)

2008-03-24 14:33:53 | 解剖生理学(皮膚)
真皮の線維成分にはコラーゲン(膠原繊維)とエラスチン(弾性線維)の2種類がある。

量的に多いのはコラーゲン(膠原繊維)で主成分はコラーゲンというタンパク質で、じつに真皮の75%がこのコラーゲンである。コラーゲンは線維芽細胞という細胞から新しく作り出される。そして古くなったものは酵素などで分解されていく。

コラーゲンの新陳代謝は非常にゆっくりとしたもので、真皮のコラーゲンが代謝するのに、約2~6年かかるといわれている。

そして、このコラーゲンの代謝が行われるのは40代ぐらいまでで、それ以降はほとんど新しく作られない。

コラーゲンは、人体の中では、肌だけではなく、筋肉や骨、内臓などいたるところにあり、体の総タンパク質の3分の1以上を占めている。

長く紫外線を浴びると角質層は厚くなり、弾力性を保つ真皮のコラーゲンが破壊・黄色変性し、しみやしわとなる。

また、コラーゲン(膠原繊維)の間にはエラスチン(弾性線維)があり、その主成分はエラスチンというタンパク質である。コラーゲン(膠原繊維)と弾性線維(エラスチン)がうまく組み合わさって、バネのような構造で真皮にハリを与えている。年齢とともに、このバネの構造がゆるんでくると皮膚は弾力を失いシワやたるみが発生する。

ビタミンCは、コラーゲンの生成・維持に有効である。

エラスチンは、皮膚の真皮・靱帯・腱・血管壁など伸縮性の必要な器官に広く分布する。エラスチンとコラーゲンとはほぼおなじ部位に存在し、共に皮下の柔軟組織を構成している。紫外線や活性酸素、ストレスなどがこの柔軟組織を壊していくといわれている。エラスチンを多く含む食べ物は、牛すじ肉、手羽先、軟骨、煮魚などがあり、柔軟組織は睡眠中に再生されるので、これらの食べ物はなるべく夜間に摂るのが適している。


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