訳あって、くじゅうの古い資料をいろいろ調べている。
その結果については、整理が終わったら、どこかで書こうと思っているんだけど、その調査の過程で、興味をひかれたことがあったので、ちょっと。
久住山へ最もアプローチしやすいとして人気のある牧ノ戸峠。
読みはそのまま「まきのと」だが、どうも昭和中後期と、戦前では読み方に違いがあるみたいなのだ。
戦後、特に 1964年のやまなみハイウェイ供用開始以後のガイドマップにはそのように書かれてあり、国土地理院の地形図にもはっきりと「牧ノ戸峠」と書かれている。
これに対し、昭和18年(1943年)発行の登山案内図には「まくのと峠」あるいは「まくのと越」と記されている。
古い紀行文にも同様のカナ表記があった。
もし、元々が「まくのと」であるなら、今の字と発音になったのはいつ、どうしてだろうか。
「まき」が単に現地の人の発音で「まく」になまったののかもしれない。つまり、あの辺りでは「牧」のことを「まく」と読んでいたのかもしれない。
しかし、それなら一度くらいそれを耳にしたことがあっても良さそうに思う。
後続の音との関係から、発音しにくいものは訛ると思うが、「まきのと」と「まくのと」では発音の難しさは同じ程度に思える。 また、あの辺りは寒くて口が鈍くなるほどの厳しい気候でもない。
となると、訛ったのではなく、もともと「まくのと」と呼ばれていたと考えてもよさそうだ。
ネット上を少し調べてみたが、手がかりは見つからなかった。
インターネットは、こういう古い資料に実に弱い。
他の調べ物もあるので、しばらくは図書館で文献を調べてみよう。
その結果については、整理が終わったら、どこかで書こうと思っているんだけど、その調査の過程で、興味をひかれたことがあったので、ちょっと。
久住山へ最もアプローチしやすいとして人気のある牧ノ戸峠。
読みはそのまま「まきのと」だが、どうも昭和中後期と、戦前では読み方に違いがあるみたいなのだ。
戦後、特に 1964年のやまなみハイウェイ供用開始以後のガイドマップにはそのように書かれてあり、国土地理院の地形図にもはっきりと「牧ノ戸峠」と書かれている。
これに対し、昭和18年(1943年)発行の登山案内図には「まくのと峠」あるいは「まくのと越」と記されている。
古い紀行文にも同様のカナ表記があった。
もし、元々が「まくのと」であるなら、今の字と発音になったのはいつ、どうしてだろうか。
「まき」が単に現地の人の発音で「まく」になまったののかもしれない。つまり、あの辺りでは「牧」のことを「まく」と読んでいたのかもしれない。
しかし、それなら一度くらいそれを耳にしたことがあっても良さそうに思う。
後続の音との関係から、発音しにくいものは訛ると思うが、「まきのと」と「まくのと」では発音の難しさは同じ程度に思える。 また、あの辺りは寒くて口が鈍くなるほどの厳しい気候でもない。
となると、訛ったのではなく、もともと「まくのと」と呼ばれていたと考えてもよさそうだ。
ネット上を少し調べてみたが、手がかりは見つからなかった。
インターネットは、こういう古い資料に実に弱い。
他の調べ物もあるので、しばらくは図書館で文献を調べてみよう。