Finalも遂に残り二つとなりました。(うわぁ~い)
Final二つと言っても、筆記試験は言語学「Historical Linguistics」のみで、
もう一つは言語学「Independent Study」のリサーチペーパーの提出。
この二つは(多少)関連性のあるもので、しかも試験と提出は同じ日なので
試験勉強をしながら、その内容をペーパーにちょびちょび加え、ペーパーを完成させる予定。
(当てはまるものがあれば、ですけど↑)
つまり、同時進行型試験勉強!こりゃぁ~都合がいいぞと。(←少しでもラクしたい)
試験に向けての復習がてら、本日は学期後半習ったことの(ほんの)一部をご紹介。
以前も書いた通り、言語は変化し続けているものでありますが、
その変化の「経過」は観察できるものではないと言われています。
できることはと言うと、変化する前と後を見比べることだけ。
そしてその変化の部分は
言語の音だったり、
言葉の意味だったり、
単語の形だったり、
はたまた文の成り立ち方だったり。
そこで本日の雑学!
単語、言葉の意味の変化は大きく4つのタイプに分かれ、
言語学の世界ではBroadening, Narrowing, Split, Shiftと呼ばれています。
①Broadening: 特定のものを指す単語が、全般的なものを指すようになったもの
Middle English “dogge” (特定の犬) → “dog” (犬全般)
Middle English “bride“ (若い鳥) → ”bird“ (鳥全般)
ラテン語 “salarium” (兵士の給料(塩)) → “salary”(兵士に限らず、給料全般)
②Narrowing: 全般的な意味を指すものが、特定のものだけを指すようになったもの
ドイツ語 “Hund” (犬全般) → hunt → 英語 “hound” (ハンティングをする犬のみ)
“meat” (食べ物全般) → “meat” (肉のみ)
Middle English “gurle” (男の子・女の子) → “girl” (女の子のみ)
ちなみに英語の“boy”(男の子)はどこからどうやってきたのか全くもって不明だそう。ミステリ~
③Split: 新たに別の意味を指すようになったもの
“Pitch black” の “Pitch” は、「とても黒い物質」という意味を持つ単語で、
Pitch black全体的な意味としては「炭のようにとても黒い黒色」。
しかし現代では「とても(very)」の部分だけが “Pitch” の意味としても使われるようになり、
“Pitch yellow” とか、 “Pitch blue” などのように、
黒に限らずどの色にも、強調の意を表す目的に使われることがあるそうです。
(↑ちなみに私の辞書には“very”という意味では載ってません)
④ Shift:元々の意味を完全に失ったもの
ドイツ語 “selig” (祝福) → 英語 “silly” (愚かな、馬鹿げた)
お祝いするときには多少バカ騒ぎをするということから、ドイツ語の「祝福」の意の単語が、
「馬鹿げた」という意味として英語に入ってしまったとか・・・・。(それでいいのか?!)
**************
以上が本日の雑学ですが、
大学の勉強って結局は雑学なのかしら?
とつくづく思わされますなぁ。(おい)
★★★人気blogランキング★★★
クリックどうもありがとうー♪
Final二つと言っても、筆記試験は言語学「Historical Linguistics」のみで、
もう一つは言語学「Independent Study」のリサーチペーパーの提出。
この二つは(多少)関連性のあるもので、しかも試験と提出は同じ日なので
試験勉強をしながら、その内容をペーパーにちょびちょび加え、ペーパーを完成させる予定。
(当てはまるものがあれば、ですけど↑)
つまり、同時進行型試験勉強!こりゃぁ~都合がいいぞと。(←少しでもラクしたい)
試験に向けての復習がてら、本日は学期後半習ったことの(ほんの)一部をご紹介。
以前も書いた通り、言語は変化し続けているものでありますが、
その変化の「経過」は観察できるものではないと言われています。
できることはと言うと、変化する前と後を見比べることだけ。
そしてその変化の部分は
言語の音だったり、
言葉の意味だったり、
単語の形だったり、
はたまた文の成り立ち方だったり。
そこで本日の雑学!
単語、言葉の意味の変化は大きく4つのタイプに分かれ、
言語学の世界ではBroadening, Narrowing, Split, Shiftと呼ばれています。
①Broadening: 特定のものを指す単語が、全般的なものを指すようになったもの
Middle English “dogge” (特定の犬) → “dog” (犬全般)
Middle English “bride“ (若い鳥) → ”bird“ (鳥全般)
ラテン語 “salarium” (兵士の給料(塩)) → “salary”(兵士に限らず、給料全般)
②Narrowing: 全般的な意味を指すものが、特定のものだけを指すようになったもの
ドイツ語 “Hund” (犬全般) → hunt → 英語 “hound” (ハンティングをする犬のみ)
“meat” (食べ物全般) → “meat” (肉のみ)
Middle English “gurle” (男の子・女の子) → “girl” (女の子のみ)
ちなみに英語の“boy”(男の子)はどこからどうやってきたのか全くもって不明だそう。ミステリ~
③Split: 新たに別の意味を指すようになったもの
“Pitch black” の “Pitch” は、「とても黒い物質」という意味を持つ単語で、
Pitch black全体的な意味としては「炭のようにとても黒い黒色」。
しかし現代では「とても(very)」の部分だけが “Pitch” の意味としても使われるようになり、
“Pitch yellow” とか、 “Pitch blue” などのように、
黒に限らずどの色にも、強調の意を表す目的に使われることがあるそうです。
(↑ちなみに私の辞書には“very”という意味では載ってません)
④ Shift:元々の意味を完全に失ったもの
ドイツ語 “selig” (祝福) → 英語 “silly” (愚かな、馬鹿げた)
お祝いするときには多少バカ騒ぎをするということから、ドイツ語の「祝福」の意の単語が、
「馬鹿げた」という意味として英語に入ってしまったとか・・・・。(それでいいのか?!)
**************
以上が本日の雑学ですが、
大学の勉強って結局は雑学なのかしら?
とつくづく思わされますなぁ。(おい)
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雑学、大好き☆
①salaryはラテン語から来ていたのですねぇ~。
ヨーロッパ言語はラテン語派生とか多いですよね?(違う?)
日本語は何処から来たんだろう?
②hound、知りませんでした!
というコトは、「Hound Dog」は英語的に見たら可笑しいのですね…いぬ、いぬ?(汗)
③pitchも初めて知った単語です。
「とても」という意味なら、例えば「I'm very(so) fine.」とかを「I'm pitch fine.」とかいえるのですか?
余談ですが、ボストンママから「very」と同じ使い方で「pretty」を教えられました…というか、よく彼女が使っていたので覚えたのですが(汗)。
私の中では「pretty=可愛い」しかなかったのでチョットした発見でした(笑)。
辞書にも載っていましたが、学校で習った記憶がありませんでした。
④通じるところはあれど、全然違う意味になってしまったんですね。
ドイツ語では、そのまま「selig=祝福」なのですか?
やっぱり、雑学は楽しい
なんだかとってもお久しぶり~(笑)子守お疲れ様でした!
ヨーロッパの言語のほとんどは「Indo-European」と呼ばれるファミリーに属するんですよ。
一部の英語はラテン語からフレンチを通して来てるものがあるようですね。
ココ参照↓
http://andromeda.rutgers.edu/~jlynch/language.html
Pitchは色でしか使わないと思います~
Prettyは「とても」の意味で私もよく使いますが、
そういえばペーパーでは使わないなぁ。これって口語なのかも?
だから学校では習わなかったのかもですね。
それからPrettyは「可愛い」ではなく、どちらかと言うと
「キレイ」の意味だと思います。日本語感覚の「可愛い」はcuteを
使うほうがぴったりくるはずです☆
ドイツ語の“Selig”は”Blessed”という意味らしく、この言葉の元は“Seele=soul”だそうです。
なんかややこしいですねぇ。(笑)
甥っ子を抱いてあやす時、使わない筋肉を酷使?したため、太ももが筋肉痛になり、暫く階段を降りるのが辛く、動作が「おばあちゃん」しちゃいました
HP、見ました。
当たり前なのかもしれませんが、英語は新しい言語なんですねぇ~。
あんな下っ端(笑)に来るとは思いませんでした。
ボストンのホッケーチームの「セルティックス」は、CELTICから来てるのですかねぇ~?
Prettyはキレイで、Cuteが可愛い、なのですね。
両方とも「可愛い」かと思っていました(恥)。
やっぱり雑学は勉強になります
いえいえ、連投でもなんでもOKでございます。(笑)
ほんと日常生活ではほとんど筋肉使いませんもんねー<筋肉痛
ドイツ語の教授が「英語はベイビー言語だ」と言ってたことがあるんですけど、
ほんとそうですよねー。でも現代の日本語もきっとかなり新しいですよね。
20世紀初頭の新聞とか見てみると今とはちょっと違うような?!
ボストンってアイルランド系移民が多いのかしら?
チームのweb覗いてみたんだけど、チームカラーは緑ですね。
というところから、アイルランド~って感じがします。(笑)
昨日、「Xファイル」でモルダーが「バスケ観たいのにTVが映らない!」と格闘しているのを見て、あぁ~!と思ったのでした(恥)。
ボストンはアイリッシュ系が多いそうです。
JFKもそうだし、私の好きなNew KidsのJoeもそうです
確か、ドニー&マーク・ウォールバーグ兄弟もそうだった様に思います。
州により違うと思いましたが、マサチューセッツでは「St Patrick's Day」は祝日だった様な気がします?
ニューヨークのパレードは有名ですよね。
この日は、緑色のものを身に付けるそうですが、アイルランドの国旗が由来だそうです。
http://www.12travel.jp/ie/information/saintpatrick.html
http://www.globe.co.jp/information/saint/saint-1.html
http://www.geocities.jp/kyouhanshinbun/celt.htm
ふはは、私が見たWebもバスケットチームでしたぁ~。
ま、私たちにとってはどっちでもいいってことで。(爆)←スポーツ興味なし
ボストンではSt Patrick’s Dayが祝日なんですか!きゃ~、素敵~♪♪♪
私の住んでる街でも毎年パレードが行なわれるんですよ。(規模は小さいですが)
あと、NYは祝日にならないので学校はあるんだけど、
その日は緑の洋服を着たり、緑の小物を身につけたりする生徒がいますー。
そういう人たちを見て「来年は緑になってみよう」と思いつつ、
毎年忘れて普通に学校に行ってしまう私です。(笑)
Web入れてくれてありがと~。日本語でもかなり詳しく紹介されてるんですね。(感心)