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アース

2008-01-18 10:43:41 | 映画・DVD

この前 観た映画「アース」。
何も考えずに観ても 動物の表情や 動物がいる周りの自然の様子だけで 
十分幸せな気持ちになります。

ほんと よく撮ったな・・と思うところばかりです。
どうやって 撮ったの?って 先ず思います。

自然界にある色って どうしてこんなに綺麗なんだろう・・と思うし。
「この自然のバランスが崩れてきて 絶滅の危機に追い込まれてる動物が」
と 聞けば 地球温暖化の話抜きで 話が進めるはずがない と思います。

でも この映画 それよりも 今生きてる動物たちの姿の愛らしさ、
すごい早さで 早回しして 成長していく植物の姿の美しさ。
そこが 見どころ。
見られて感動した・・、この映像を見られて良かった。
(なら 自分は これから どうしよう・・)
って 考えていくことに 意味があると 思います。

そのくらい 素晴らしいです。
これ お金かかっただろうな・・って(無粋な話ですが)思います。
色んな分野の 第一人者が これを撮るために本気で 頑張ったんだろうな、
時間も 気が遠くなるくらい かかったんでしょうね~って思います。

実際 監督さんも 仰っているのですが
「映画史上 これほど資材や資金を大規模に費やした自然史ドキュメンタリーはない。」
そうです。
世界的な地球環境破壊に対する意識の高まりも この映画が撮れた 1つの理由だと言われていて。
温暖化が このまま進めば このままの状態の映像が 撮れなくなるかもしれない。
今だから まだ撮ることが出来る映像、
10年後や20年後には もう撮れないかもしれない自然の様子をとどめておきたい
・・という気持ちも強くあった と言われています。

この映画は 映像を残したことに 価値があると思うんです。
これを撮ったことが 自然環境を直接良くすること、守ることには ならないかもしれないけど。
これを 守っていきたいと 見てる人に 思わせることは 出来る。
それも 1つの 環境保護に繋がるかもしれないな と思いました。

この映画 動物の表情が ほんとに よく撮れているんですよ。
最初に 北極で 白クマが 冬眠から目覚めるシーンがあるんですけど
久しぶり(ホントに久しぶりの)太陽の光を 見て 白クマが
「あー、おひさまの光だ・・。まぶしいな~。」
って 顔をします。
(本当に そういう顔をするんです。)

親子の白クマ(母と子)のシーンでは 子クマが
「おかあさん、おなかすいた。」
って 顔してますし。
(もう 可愛すぎて 顔が緩みます。)

でも そのほのぼのシーンの途中でも 温暖化により氷の溶ける早さが
以前と変わってきて(餌の)アザラシをつかまえるのが 難しくなってきてる様子など
年々 変化している地球の様子が 見た目だけでも 分かるのです。

次が 北極オオカミ。(真っ白なので きれいな犬みたいに見えました。)
トナカイが群れで 移動しているところを ピンポイントで 襲う。
一匹オオカミの ハンターなので
頭を使って はぐれてしまって 一人になった子どもを狙う。
自然界の 厳しさを感じるシーンですが
さすがに ここでは 仕留めるところまでの映像。その後は 写してません・・。


あと 砂嵐の中 水を求めて 移動しているゾウの親子。というかファミリー。
集団で移動しているのだけど やっぱり遅れてしまう親子ゾウもいて
見ていて ハラハラします。
なんとか 追いついて ひと安心・・と思ったら
今度は 水場で 遭遇するライオンの群れ。
ゾウも強いけど ライオンも強い。
大きさでは かなわないから やっぱり初めは 子ゾウを狙うライオン。
でも ゾウが 円を作って 真ん中に子どもを集めて 守るんです。
そうしたら・・。
ライオンも ギリギリまで食べていなくて 死活問題なわけで
しょうがないから? 大人の一匹になってた ゾウを狙うことにします。
(思いっきり ネタバレですが・・ すみません。)

一匹の巨大なゾウを ライオンが集団で襲う。
はじめは それは 無理でしょう・・と思うのですが
しつこく 何匹ものライオンが かかってくるとゾウも 疲れてきて
とうとう 倒れてしまうのです。ここは ちょっと怖いです・・。


次は 「楽園」という名がふさわしいパプアニューギニア。
赤道近くで 雨も多く降り 植物にも動物にも 生きやすい場所。
そこでは 綺麗な鳥たちの映像が 出てきます。
ちょっと 綺麗過ぎて 可笑しな?鳥たち。
頑張って求愛のダンスをするために 場所の掃除まで(自分で!)します。

そのダンスが 上手なんだけど ちょっと笑えます。
そして 頑張ったのに メスの鳥さんには ダンスが受けなくて
「あっれ~?おかしいな~?」
って 顔をする鳥さん。不憫・・だけど 可笑しいです。

日本からは 世界に誇れる吉野の桜。
最先端のモーション・コントロール・カメラで 桜の開花を撮影。
(・・って言われても よく分かりませんが)
つぼみから 花が開いていく様子を ずっと同じカメラで 撮り続けたそうです。

桜に限らず 映画の中では 草がはえていく様子や 気候が変わっていく様子、
空の雲の流れ・・とか ものすごい はや送り?での映像が 出てきます。
これが もう 素晴らしいです。

渡り鳥が すごい距離を飛んでいくところでは。 
途中 気流が悪いところに当たった鳥の集団が なんとか
切り抜けて 目的地にたどり着くところで ほっとして。
砂漠が多い場所で やっと見つけた川(湖?)に 入って水を満喫してる色んな動物。
嬉しそうに 顔を緩めて 水を渡って行く サルが 可愛いです。

見ると 完全に 動物目線で 応援しながら 見てしまいます。

その映像を ホローしてるのが ベルリンフィルのオーケストラ。
堂々としていながら 繊細で。
オシドリの子どもが はじめて 木の中の巣から 下に飛び降りるシーンでは、
(つまり はじめて 外の世界に出ていくところ)
一匹一匹 荘厳な?音楽で 応援しています。
(個人的には ここちょっと やり過ぎでしょ・・と思いました☆)
音楽も 一番すごいの 連れてきました~!みたいな 気合を感じました。
色んな分野のプロの方々が 集まって、作り上げて行く・・ような。

それだけ この映画を支持してると言うことなんだと 思います。
撮影は 「ディープブルー」の担当の方や
「プラネットアース」の関係の方も 多く参加されたそうです。

そして(パンフレットの)キャストのところには
「polar bear(ホッキョクグマ)」って
動物の名前(種類)が 載っているんです。
全部で 42種類(でも その後に「他」って書いてあるから ほんとはもっと。)

主演 46億歳、地球。
太陽系 第三惑星の旅へようこそ。

って 書いてあります。かっこいいです。
主演 地球・・なんですね。




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