トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

Afternoon Tea

2007年07月24日 | Weblog

イギリスと言えば・・・
アフタヌーンティー。なんて素敵なんでしょう・・・イギリス人は仕事の手を休めていつも午後はアフタヌーンティーを楽しんでいるのね、優雅に・・・
と、憧れと期待をもって想像していました。
大学の卒業旅行は親友とイギリスの旅だったのです。15日間レンタカーを借りてほぼ一周しました。
どうしてもしたかったことの一つが、そう『アフタヌーンティー』だったのです。
2000円ぐらいだしてどこかのデパートでアフタヌーンティーを。
何段もある銀色の食器に、サンドイッチ、スコーン、フルーツなどなど・・・
そして、紅茶をすする。ちょっと小指がたっちゃいながら・・・
それで、アー優雅なアフタヌーンティーを今一度・・・と思っていたら
「イギリス人は高いお金出してアフタヌーンティーせーへんで」とひとこと。
なにぃー!イギリスといえばアフタヌーンティーでしょー。
そう、私たちが思っているほどアフタヌーンティーを楽しんでいる訳ではありませんでした。

でも、イギリスに来たばかりの私をパートナーのお友達がお茶に招いてくれたのです!
お昼の3時にお宅にお邪魔することに・・・
マットとジーンご夫婦。とーっても仲良しで二人ともケント大学にお勤め。ふたりで手をつないで大学へ歩いていく姿もよくみかけます。マットのH.Pをブックマークに入れておいたので(このページの左下にあります)覗いてみてくださいね。もちろん英語だけど翻訳機能とかありますもんね。スマトラ虎の保護の研究です。

わたしの家からマットとジーンのお家までは歩いて3分、すぐそこです。
なんとも、晴れマークの笑顔で出迎えてくれる二人・・・ジーンとハグとほっぺにチュで再会です
テーブルの上にはリングで留めてあるナプキン、そして中央にそびえるのはあの銀色のアフタヌーンティー専用タワーではありませんか!お皿が2段あって、そこには3種類のサンドイッチがお行儀よく並んでいます。
サーモンとクリームチーズ、ハム、そしてキュウカンボーのサンドイッチ・・・
このきゅうりをちょっとすっぱくピクルスのようにしたものをはさんであるサンドイッチがもう絶品!
おかあさんがよく作ってくれた、いわばおふくろの味ですって!(奥さんのジーンはフロムカナダ)
サンドイッチを食べながら、もちろん紅茶。
大きな白いティーポットから注がれる紅茶・・・きらりと光を吸い込んで、つややかに見えます。
そこで!!
イギリスでは紅茶に、必ずと言っていいでしょう・・・ミルクが入ります。
そう、『ミルクティー』です。
(ちなみに、日本にあるコーヒーフレッシュなるものは存在しません。ピョコってあけた時に、「あっ、親指にとんじゃった」っていつも思う。自由にお使いください。のあの白い液体のこと。牛乳は使われていないんですよね。)
じゃ、『レモンティー』は?
これまたありません。というか、イギリス人はレモンティーは飲みません。レモンかミルクかと聞かれることもないでしょう。
えーレモンティーは紅茶の本場(習慣として)イギリスで誕生して伝統的なものではないのー?
ストレートティーってこともまずありません。
そうなんです。イギリスでは紅茶と言えば『ミルクティー』なのです!!
4人でお茶を飲みましたが、何も言わずに全員ミルクを入れました。
銀行に手続きで行った時に「お砂糖は?」と聞かれたけれども、何も言わずにミルクも入っていました。
冷たい牛乳を入れて飲みます。
確かに、紅茶をよく飲むそうです。大きなティーバッグの箱がとても安く売られていたり(洗剤の大箱かと思うぐらいの!)生活に紅茶は欠かせないものみたいですね。さらにミルク=牛乳も。
冷蔵庫を開けて「あっミルクがない!いや、ちょっとだけあった。ふぅーよかったー」という感じ・・・これまた欠かせないもののひとつですって。

マットとジーンとお茶を飲み・・・
そして、出てきたのがマット(旦那様)お手製ケーキ
すごーい!間に甘酸っぱいジャムとクリームがはさんであって・・・これがとーってもおいしいの。
紅茶と一緒にのどを通るときっ、いろんな香りとやさしさを振りまいてくれます。
かなりトラデョナルなケーキなんですって。イギリスの。
紅茶も横に置きながら、シャンパンで乾杯。そしてケーキもほおばる

なんて素敵なときなのでしょう!
これは、まさしく「アフタヌーンティー」ですわ。イギリスで出会ったアフタヌーンティー
こんな風にお家で楽しむことはやっぱりあるのかな。
確かに、お店で頼んでいる地元の人は見かけない

あっ、あと
「Afternoon Tea」と「High Tea」というものがあります。
お店では何が違ったか・・・アフタヌーンティーにはサンドイッチがあったけど、ハイティーにはなかった、でもマフィンはついていた。
アフタヌーンティーの方が高かった。
そして
日本で当たり前の、私も大好きなペットボトルや缶ジュースとしての紅茶。午後ティーみたいな。
これはアリマセーン!!驚き。
イギリス人の友達に話したら、気持ち悪がったらしいです。でとにかく飲んでごらん、とトライさせたら・・・
「ま、悪くない」
とそんな感じだったようですよ。旦那談
ちなみに午後ティーのペットボトルはアジア食材屋さんにあります。
一本1.80?(ポンド)。ということは1?250円で計算すると・・・いやーん、買えない・・・

では、ひとり家でティーバッグのミルクティーでも飲もうかしら・・・大きなマグカップで。
ではまた


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4 Comments

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紅茶腹も一時 (ロビンマスク)
2007-07-27 19:59:11
イギリスでは、シエスタみたいな感じで
「午後の紅茶」を楽しんでるわけじゃないんですね。
しかも、紅茶=ミルクティーとは。
何かの本で、イギリスにレモンティーがないことは知ってましたが…。

さらに私が驚いたのは、紅茶の本場イギリスに「ティーバック」があるということ
日本における緑茶のように、イギリスの家では必ず茶葉を煮出して、
ティーポット(急須)でいれるとばかり思ってました。
なんかホッとしました(笑)

やっぱり現地で生活してみて、初めてわかることってありますね。
トミーさんの刺激的な毎日がうらやましく思いながら、
このブログをティーカップ片手に見ています。

ところで、イギリスにはブランディを紅茶に入れて飲む習慣ってあるんでしょうか?
「ブランディティー」って日本だけかな?
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Unknown (ドミ)
2007-07-26 01:43:12
仕事の手を休めてまで大切にしている時間・・・。
とても大切な時間に感じますね。

今日も山梨は暑かったですよ。

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おめでとうございます☆ (りん)
2007-07-25 22:45:38
「とも5」のエンディングを観てビックリ!!
ブラウン管を通して、トミーに逢えないのは
寂しいけれど・・・・・
検索がHitしてよかった-----☆
Blogの更新を楽しみにしています!!!
体調には気をつけてくださいね♪
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Unknown (Unknown)
2007-07-25 00:44:08
イギリスでの生活。すごく興味深いですね。マット&ジーン夫妻もステキな感じです。日本では当たり前のことがそうではない・・・。アフタヌーンティーしかり、文化の違いを感じることも多いのではと思います。確かに海外では日本のものが高いですね。アメリカに行ったとき、「きのこの山」が1.99$でした。やっぱ倍くらいの値段は取りますね。
首の腫れの具合はどうですか?まだ渡英したばかりで慣れない環境で大変なことも多いかと思いますが、旦那さんのサポートを受けながら、イギリスでの生活を楽しんで下さいね。
ブログの更新、楽しみにしています。でわ

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