スペインにいます!
スペインの南東部『MURCIA』と言う町に。
パートナーの学会のため来たのですが・・・
なんとも、ガイドブックにも載っていない所。
一日ひとり放たれ、どこへ行っていいのやら。と言う感じ。
唯一カテドラル(大聖堂)があります。ホテルでもらった地図を頼りにそこを目指しました。
んー、ナイス素敵な場所です。
ただ、中に入る事ができず(時間の関係かもしれませんが)どれだけ眺めても30分。
イギリスのカンタベリー大聖堂を見てしまっているので、それと比べるとなんとも言い難し。
そこを見終わったら・・・
うん、のども乾いたしお腹もすいた!
日中34度でかなり久しぶりの汗もかいた!
ここで一休みしよーと大聖堂を見上げる場所にあるオープンカフェに入る事に。
すわってもいいですか?と話しかけてみると・・・
全くの????ハテナ。
それはそうですよね、英語がどこでも通じると思ったら大間違い、ここはスペイン、スパニッシュを話さなければね。
でも、グラシアス、アディオス、アミーゴ、ブエノスディアス・・・このくらいしか知らない私に高度な会話ができるわけもなく。
完璧にボディーランゲージ。アナウンサーとして培った??!リアクション?で試みました。
タパスといって、小さなお皿にもられる料理をまず注文。ムール貝と小さなビールを。
木陰でちょっと上を見やれば、大聖堂。
悪くなーい
ペロリと平らげ・・・あとちょっとならいいかな。とまたもカウンターへ。
もひとつちっちゃなビールとムール貝の上にいろんな野菜のピクルスが乗ったものとカラマリ(いわゆるイカリング)を注文。
これまたナーイス
ひとりでビデオ撮影したり、ひとりで女は度胸!楽しんでいました。ぶつぶつ独り言を言っている私は不思議に映ったでしょう。
これでしめて・・・1200円ほど。安い!
と、思ったけれどこれが普通なのかも。イギリスは最高に高いし、日本と比べても安く感じます。
いい気分でホテルに戻ろうとしたその帰り道。
来た道を同じく歩いていると、「全く人気がない!」
町がシーンとしています。
そうです、『シエスタ』です。
だいたいお昼の3時にはほとんどのお店は閉まります。
5時ぐらいに改めてあき始め・・・オールナイトの勢い。
夜はどこからともなく、子供もおじいちゃんおばあちゃんも起きだして、夕食です。
9時10時でも当然のように夕食が始まります。
オープンカフェも凄い賑わい。
確かに3時ぐらいからは外にいても機動力は落ちますね。暑くて
夕方ぐらいから再び元気に動き出す気持ちは、ここ数日で少しわかります。
気候が生んだ生活の智恵。これでも最近はシエスタは減っているとの事。
それにしても、「休みすぎ!!」と突っ込みたくも・・・
夜はパートナーと繰り出して大聖堂へいまいちど。
で、ひとりランチの話をすると、パートナーも興味をもち同じお店でディナーをとることに。
パエリアでしょ!!!と意気込み、イカスミパエジャを注文(スパニッシュではパエジャと発音していましたね)
これがまた、たまらなーく旨味が伝わるのです。臭みは全くなく、優しく鼻に抜ける旨味の香り、あー旨味には旨味の香りがあったのかー、舌にもまんべんなく薄い旨味の膜が広がります。
ブエノー(多分、デリシャスのこと)
そして、白ワインを注文、これがまたおもしろい。
白い陶器の入れ物が運ばれてきたのです。日本の杯を3まわり大きくした様な・・・
これがいい
こんなグラスがいっそう味を引き立ててくれます。
そんなこんなでワイン一本、コーラ2本、パエジャ、タパス3皿。
合計一人10ユーロほど。1ユーロ160円ぐらいかな?今。
ナーイス。
ほのかにライトと月明かりに照らし出された大聖堂、また表情を変えて私たちの前にそびえてくれました。
帰りは、どうしてもアイスが食べたいとパートナー。
仲間のボブのおごりで(偶然あって、途中から合流)アイスクリームを。
英語でも日本語でも同じだ、と。
「これください、もっとぎゅっと押し込んで!」と流暢な日本語でスペインの地で会話していました。
私じゃなくて、もちろんマイパートナーがね。
スパニッシュと日本語の融合、どこでもこころは通じるの巻き。
そうそう、パエジャのお店でも、おっちゃんおっちゃんと気のいいおっちゃんに話しかけていました。
さすが、大阪人。さすがパートナー。頼りになるわ
そろそろ夕方の5時、みんな動きだしているようです。
そう、この町でひとりも日本人に会っていません。どころかアジアの人がほっとんどいません。
ヨーロッパでは初めてこういう町を訪れました、確かに観光地にはなっていないもの...
日本人が珍しいのか、二人で歩いていても視線を感じます。
写真は、次の日ボブと...
では、アディオス