トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

お食い初め

2011年07月17日 | 子供のこと

娘、生後100日のお食い初め

100日はとうに過ぎている気もするけど、我が家は今日がお食い初め

日本にいたら確実に母に頼っているだろうけど、カナダにいたらそうはいかない!

しかも、私が言いだして、私が動かなきゃっ。

と、母なる責任感が一気にわき起こり決めたのでした

そこで、その日に必ず行うべく同じマンション1階に住む友人家族を招待する事に・・・

じいじばあばや親戚がそばにいないのだから、一緒に見届けてもらいたい。

カナダは親類が近くにいない人たちがとっても多いのです。

母国が他にある人たちでできている国だから。

その友人も、ドイツ人のご主人と台湾人の奥さん、そして1歳7ヶ月の息子の3人家族です。

私たちが引越して来てすぐに、外で会ってちょっと話していたら同じマンションだということが判明。

すぐにお茶に呼んでもらい、それ以来仲良くしています。

オムツを安く買えるスーパーや、水族館や、ハイキングや、おいしいラーメンやさんやら。

初めて、、を教えてもらっています。これは助かる!

小さな子連れで探しまわるのは大変。

様子がわかっている人と行動しているととても参考になってそこから自分の行動範囲やペースがつかめてくるのです。


「日本の伝統行事をやろうと思うんだけど・・」(私)

「sounds great!」(しんちーさん)


んーこれでやらないわけにはいかなくなった

と、勢いをつけた私でした。追い込まれて力を出すタイプ!?(じゃないとやらない?)


それで昨日は買い出しへ。

車で20分ほど。リッチモンドという隣町の日本食屋、IZUMIYAへ向かったのでした 

ちらし寿司にしようと思い、どうしても欲しかった ”いくら”

冷凍のものがあるようだったので、探してみると。

ない

ない!!

代わりにとびこならぬ、まさごをかごへ。見た目はとびこ。でも、まさご!?んー。

「かわらないよー」と店員のおじさん。

予定変更、刺身を見つけたので思いっきり海鮮ちらしにしよう!

といっても、生で食べられるものって限られています。そこは日本と違うので。

カナダだからサーモンでしょ。

お祝いだからちょっとマグロのお刺身も。

カイワレ(これは日本もの、こちらにはない)

ごぼう(を普段食べるのは日本人が唯一)、こんにゃく、竹の子・・・筑前煮を作ろう


と、全てが貴重で欲しくなってしまう日本食屋さん

カナダではかなりのものまで手に入ります。イギリスの時とはだいぶ違いますね。

その帰りにヤオハン(今は中国経営)によって、レンコンを買い足して、と。

そして、

メインは

ロブスター

鯛の代わりにいっちょロブスターといきましょか

これもカナダらしくていいでしょ。なんだかめでたそうだし!

これは日本人のお友達に聞いたのです。お食い初めをロブスターで!とね。

ま、食べたかったからこれにした、ということなのだけど。


お食い初めラインナップはこちら


ロブスター(ゆで&グリル 各1)

ちらし寿司

筑前煮

なます

ロブスター味噌汁(スペシャル!)

茶碗蒸し

ポテトサラダ


なかなか豪華!に見える





お食い初めの食器は日本から持ってきました。


「何を持っていったらいい?」と友人に聞かれたので

「じゃあ、歯固めの石を拾って来て!」とお願いしたのでした。


そして、娘に丈夫な歯が生えますように、食べ物に困らないように、、

というお食い初めの一通りの儀式を行い、親として一つ大きな仕事を終えたような安堵感に包まれました。


その後はひゃっほーい!大人たちのパーティー!!

いうまでもなく、絶品ロブスターをほおばり天を仰ぎーいつまでも噛み締めてその風味を堪能したのでした。

筑前煮もなかなか好評っ。

隣で騒ぐ息子をかわしながら、こつこつともくもくと作業した甲斐がありました。ニンジンはねじり梅型。れんこんもお花型に。

娘のものだからなんとか奇麗にしてあげたい!の一念でした

茶碗蒸しはしんちーからレシピの依頼が。

なんだか、お互いに他国の文化や食を共有できるって、いいな。子供達にとっても価値ある経験になること間違いなし。

皆気分が良くて、夕ご飯も残り物を一緒に食べて、子供を寝かしつけてもなおしゃべり続けた大人たちの晩餐でした

あー楽しかった。


子供たちはケンカしながら、きゃっきゃはしゃぎながら、走り回っていました

お友達は息子のお下がりポロシャツを愛用してくれています。

 

ではまた