トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

今日のおやつ

2014年02月05日 | バンクーバーの生活
息子の友達サニーちゃんの家にお呼ばれ。
Play dateです。

今朝スクールバス乗り場で、誘われて。私もおいで、とのこと。


ありがとうー、と娘も連れて、クラスの他の子供たちも連れてお邪魔することに。


サニーちゃんは中国から4年前に移民してきたそう。
いっつもニコニコ笑っていて、可愛らしい。まるまるっとした顔がまた愛嬌があって。
息子とはプリスクールも一緒だったお友達です。



どーんと広い部屋に初めてお邪魔して。
子供たち総勢6人でやりたい放題におもちゃを出しては遊んで、それは楽しそう。


おやつも用意してくれました。
なしやぶどう、手作りエッグタルト、
そしておやつもdumplingダンプリング
餃子というか、ワンタンというか、
肉入り蒸しだんご。



皮も手作り。
茹でたてをいただきました。


今日の中身は、
豚ひき肉、セロリ、塩、オイスターソース、ごま油。
さらにちょっとの八角パウダー。

のみ!
シンプルです。
味がしっかりとついているので、タレは必要なし!

おやつにちょちょいと作るほど、馴染みのある食べ物なのね。
餃子となると、微塵切りにするのだけでも面倒ですが、
これなら作りやすいかも。

今度試してみよう


うちの二人の子供たちは、物凄く好きなようで、6個ずつ食べていました。
それを見て、残り全てをお土産にしてくれました。


彼らは4人家族。
サニー5歳。
お兄ちゃん20歳。

そう、一人っ子政策の時代に産まれたわけです。
(法律が変わり、男性が一人、女性が一人の子供をもてるようになったそう。つまり、夫婦で二人の子供まで可)


お母さんの話だと、
娘が産まれたことを誰にも知られてはいけないので、2年間隠し続けた、外出できなかった、と。
見つかったら、高額な罰金に加えて、母親の給料がゼロ。年金などもゼロになるし、その他の社会保障を一切受けられなくなるそう。


そこで、選択は移住すること。
カナダに永住するつもりでやってきたわけです。
中国では、二番目の子供は日に当たれないから。

彼女らは、資金があったからその選択肢があったのだけど、それ以外の人はどうしているのか。

カナダ政府に3000万円支払って、さらに時間もかかって永住権をとれたそうです。
お父さんは中国で300人規模の会社を経営しているので、行ったり来たりの生活。
ただ、永住権といっても更新していかねばらならないので、縛りがあります。

5年の期間のうち、2年カナダに住んでいなければ、没収されるわけで。
Immigration prison
という言葉を初めて聞きました。
移民の監獄、といった感じ。
お父さんは今から1年半、カナダにどうしてもいなければならないそう。
仕事は電話とコンピューターでどうにかやるのだとか。
英語は話しません。
仕事をできないカナダでの日々が退屈で寂しさもあると言っているよう。
全て家族のため。



カナダの永住権取得には様々な条件があって、項目がポイント制になっています。

仕事をしている、職種。
カナダでの仕事歴。
学歴。
など。


それらが全くない人は、政府に高額のお金を支払い受け入れを待つという方法もあるということ。戻ってくるお金ではないんですって。

ので、中国からのお金持ちの人は多くいます。



という事情を知ったり。
またしても、中国を、そしてカナダの国の成り立ちを考えることとなりました。