トミーのママの道~『トミーのカナダ日記』

元山梨放送アナウンサー富田智美の公式ブログ。
カナダ生活を気の向くままに綴るトミーの独り言・・

念願の!

2007年07月20日 | Weblog
ピアノを購入しました!ついに我が家に運び込まれたのです!
もう嬉しくって・・・
これで、イギリス生活にも自分の潤いが・・・
音大を目指して、高校3年生の夏休みまでピアノと声楽のレッスンを受けていました。
ただ、大学(全く音楽関係ではない)で東京に行ってからは全く触る機会なかったのが現実。
アナウンサーになってからも、実家におきっぱなしのかわいそうなピアノ・・・あんなに一緒にがんばってくれたのに。
だから、10年以上もほとんど練習をしていないのです。
仕事が忙しくて、自分がカサカサになってしまうような気がした時は「あーピアノを弾きたい」といつも思っていました。
小さい電子ピアノを新人の頃から買おう買おう・・・と思いつつなかなか。結局行動に移さずじまいだったのです。
アナウンサーという仕事から離れて、イギリスへきて一番はじめにしたかったこと・・・
それが、好きな時に好きな曲を好きなだけ弾くこと!でした。
で、念願かなってピアノ(今のところ唯一のお友達)をゲットしたというわけ。

近所のピアノ屋さんにふらりと入ったのがきっかけ。他にも電子ピアノを見たり、何件かまわったのですが。
結局電子ピアノと普通のピアノの音色を比べてしまうと、なじみのあるこれまで弾いていたピアノの方がよくなってしまい・・・アップライトを買いました。
これも、何度目かの訪問で”出会った”のです。
そこは、若めの職人さんが代々やっているピアノ屋さん。中古のピアノをおいています。
その職人さんに(体が大きくて、でも気持ちはすっごくやさしそう、しゃべりかたもおだやかで、音に関してはこだわりがある)誘われて修理する奥の部屋へ。
すると、今まさに修理中の「kawai」のアップライトが!
この少し重たいような、指にすいついてとっても丸みのある音を奏でる鍵盤・・・体が「これがいい!」と語りかけます。
他にも、韓国、イギリスなど各国のメーカーのものも並んでいましたが、なじみがあることと、その音色を好きになったこと、指がなれているものを選んだのかもしれません。実家においてあるのもkawaiなのです。
このピアノちゃんと出会ってしまった私・・・この子を家につれて帰りたい。と思ってその場で契約しました。
結構探しまわったのですが、出会いってこういうものなのですね。
数日後、小切手で支払いにいきました。
こちらは、小切手をよく使うみたい・・・あのよくみる小切手帳に名前と金額とサインを書き込んで、職人さんに届けにいきました。
そして!
屈強な男性3人が運び込んでくれたという訳
こちらは結構壁が薄いので、ご近所さんを思ってピアノと壁の間におふとんみたいなものを挟んでみました。
これで大丈夫でしょ!
となりは女子学生が5人ぐらいでシェアして住んでいます。
いまは大学はお休みなので(一週間前がちょうど卒業式だった)いないのです。やりたい放題!

まずはじめに練習したいと思って持ってきた楽譜が『アンダルーサ』グラナドス作曲
これは、ずーっと昔に発表会で弾いたのですが、つい最近中村紘子さんが弾いているのをテレビで見たのです。
これだ!と強く感じて昔の楽譜を引っ張りだしてきました。
折り目のところをセロハンテープで止めてあるのですが、それがもう茶色くかわりもう粘着力ゼロ。パリッパリになっています。小さい頃ピアノの先生が教えてくれたことがメモしてあります。
ニコニコしながらピアノの前に座るトミー。
イギリスピアノ歴1日です。
おっと、病院へいかなきゃ
そのお話はまた!