この写真は水平線に対して45度のバンク角で急旋回中の写真です。いつもは計器パネルにカメラを合わせるのですが、傾き具合がよくわかるように水平線に合わせて撮ってみました。
45度バンクという旋回の角度をあらためてこうして見てみると、かなりの傾きであることがおわかり頂けるでしょう。上の写真の角度を山にあてはめて、その斜面から滑り降りるスキーヤーの姿を想像したらまさにそれは直滑降ではありませんか・・・
自分の場合、30度バンクまでだとなんとかなってる感じですが、この45度バンクの旋回となると操縦席でまさに
『てんやわんや』の状態です。
ここまで旋回の角度が深くなるとむしろラダーの踏み込み量は30度バンクまでの時より浅くし、その分エレベーターの方を引かなければならない理屈になるのではないかとも考えます。
つまりここまでの角度に入ってくると、エレベーターがラダーの役目を果たすようになるから? という考えによるものです。 あくまで素人考えですけど・・・
なかなかおぼつかない現在の技量では、いまだに足元の感覚は私の脳に『今、このくらい踏み込んでるぞー』って正確に伝えてきてはくれません。
実際は旋回計のボールをちらちら見ながら、こんなもんかーみたいにヒーヒー言いながらやってるわけです
次に視程について。私、同乗魔ですから自分の訓練以外の時にもけっこう乗っているんですが、いざ上空へ上がってみると水平線がきれいに見渡せる日というのはほんと、めったにありません。この写真を撮った日はけっこう良かったときのものです。
視程40Km以上、なんて日が以前と比べるとかなり減ってきている事は確かでしょう。地球環境の保護とか地球温暖化防止が叫ばれている昨今、一人一人が自然環境の保護ということを考えて行動すれば、効果はわずかずつでも上がると思うんですけどね