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報酬は人をやる気にさせるか?外的報酬と内的報酬

2011-10-28 | モチベーション
今週、会社でQに1回の表彰式があった。

HRという仕事柄、マネージャーの皆さんと一緒に表彰者を選出する立場にいる。

表彰を読み上げながら、ふと、『人は、表彰された時、何に一番喜びを感じるのだろう?』という疑問が頭をよぎった。


「報酬」という言葉を聞いて一番に思いつくものは何だろう?

おそらく、殆どの人が、「金銭的な報酬」を思いつくに違いない。

通貨としての意味を持つお金を創り出したことは、人間の偉大な発明の一つ。

仕事の成果として、「金銭的な報酬」を享受することは、とても大きな意味がある。

なぜなら人は受け取ったお金で、自分の生活を作りだすことができるから。

しかし、金銭以外にも、表彰されることで人は喜びを感じる。

それは、「周りから認知・信頼されること」だったり、「名誉」だったり、「仕事のやりがい」だったり。

モチベーション施策としては、「金銭的な報酬」は、大きな危険を含んでいる。

なぜなら、その満足は長続きしないから。



そもそも、報酬には「外的報酬」と「内的報酬」がある。

外的報酬とは、昇給、賞与、昇進昇格などの、報酬制度を通じて与えられるもの。

内的報酬とは、成長、やりがい、充実感、などの、そもそも仕事のなかに組み込まれた主に精神的な報酬。


リクルートのような会社は、この内的報酬を実に上手く活用している会社だと思う。

私も前職のリクルートエージェント時代、よく上司や大先輩に、「仕事の報酬は仕事」と言われた。

たしかに、一つ仕事をこなすと、信頼されて次のChallengingな仕事がやってきた。

そして気づいたら、仕事によって自分を大きく成長させていた。


「外的報酬」の制度を作る前に、「内的報酬」が生み出される組織文化を作ることが、会社の長期的な発展にはとても重要。


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