リーダーのコミュニケーションの大切さ

私の働くGEという会社は、世界中で30万人近くも社員が働いている。

そんなに多くの社員がいる会社なのに、いや、多くの社員がいるからこそ、リーダーからのメッセージをとても重要視している。

ほぼ連日のように、グローバルのリーダーからのメッセージが全社員に配信されている。

さらに、グローバルリーダーのExecutiveの話を年に１－数回直接聞いたり、質問したりする場がある。

リーダー達は、どんな理由であれ（各地域で主要顧客とのアポイントであっても社内の打ち合わせであっても）、必ずその国の滞在中に社員とのセッションの場が設定される。

驚くことに、その場（Town Hall Meetingと呼ばれるスクール形式のセッションや、Round Tableと呼ばれる数名から数十名の少人数の形式まで様々）でのExecutive達のメッセージは、皆、「自分の言葉で」語っている。

皆、「自分の言葉」で語っているので、それぞれ表現方法は違うが、見事なほど、すべてのExecutive達のメッセージは一貫している。

いつも、シンプルで分かりやすいメッセージ。

今日も、GEのグローバルでNo.2の上級副社長とNo.3の副社長が来日していたので、彼らの話を聞くことができた。

セッションは、彼らが一方的に話すのではなく、質疑応答形式。

参加者であれば誰でも質問することができるし、どんな質問でも、リーダー達は真剣にそして真面目に答えてくれる。


リーダーが、一貫したメッセージやコミュニケーションを継続的に、自分の言葉で発信し続けること、それはとても重要なリーダーの仕事だと思う。