むかーし昔、私がまだ小さかった頃にはまだ使われていた言葉があります。「末は博士か大臣か?」。神童と呼ばれる頭の良い子達には必ず誰かがそう言っていたものです。博士も大臣も類まれなる頭脳が必要で、滅多になれなかったからこその究極で最高の職業だったはずです。
昨日の選挙を見て改めて考えたことがあります。政治家という職業について。。。
政治家という職業は私たちのようなキャリアに関する仕事をしている人間から見ると本当に過酷で大変な職業のように思えます。本来は、「国民を代表して民主主義政治を遂行する」とても大きな使命を持った仕事です。しかし今回の選挙戦を見ていると、民主党はじめ本当に優秀で熱い思いをお持ちの候補者がかなり多数落選してしまったように思いました。(自民党の方が熱い思いがない、というわけではありません。私も改革には賛成です!)。田中真紀子さんのように「ベテランのキャリア」を持った方でも何が起こるかわからない、というキャリア形成がとても難しい職業です。落選してしまったら、次の選挙戦までは何の仕事をするのかしら、、、と余計な心配(?)をしてしまいました。
博士(大学の教授)にしても、同じです。従来ならば博士まで取った後、講師や研究員をして助教授、教授と上がっていったキャリアプランも、今やある大学では企業経験のある人がいきなり助教授になったりする時代です。
時代と共に「究極で最高の職業」は変わっていくのは自然の流れです。これからの時代の「究極で最高の職業」が何なのか?、考えてみたいと思います。