ジョブコーチという言葉をご存知でしょうか？実は、人材関連で働いている私でさえお恥ずかしながらほとんど知りませんでした。
ジョブコーチ（職場適応援助者）とは、障害がある方の就職や職場定着を支援する人です。国の制度として独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構が行うもののほかに、県や市など地方自治体が独自に行っているもの、民間の社会福祉法人などが独自に行っているもの等があります。どんな人がジョブコーチになっているかというと、各都道府県に設置している地域障害者職業センターの職員や各地域障害者職業センターの協力機関の職員だそうです。
内閣官房構造改革特別区域推進本部「医療・福祉・労働」専門委員や東京都知的障害養護学校就業促進研究協議会顧問などを務めるコンサルタントの増田秀暁さんはこのジョブコーチの教育育成のためのワークショップを企画開催しています。4月に早稲田大学で行ったのを皮切りに各都道府県から問い合わせがきているそうで、私自身も増田さんから依頼を受け10月に千葉県で行われる『ジョブコーチセミナー』の中でお話をすることになりました。
学校とビジネスとはまだまだ大きな隔たりがあります。特に養護学校などはその典型でしょう。しかし学校という守られた世界は時期が来れば全員出なければなりません。そして出た瞬間から厳しいビジネスの世界に足を踏み入れなければならないのです。今後はジョブコーチなどの職業が一般のキャリアカウンセラーにも門戸が開かれ、制度だけではなく本当に障害者の自立につながる役割を担ってくれることを期待して。。。
