HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

・・・に引かれて

2012-07-31 20:43:26 | Weblog
 牛に引かれて善光寺参り or 人の恋を邪魔するやつはダンプに引かれて・・・でごるかな?
 違うのでござる。
 「嫁に引かれて近江商人館行き!」でござる。

 今日はいつもどおりに暑い日でござった。
 何度でござるかは知らぬが、35℃ぐらいはあったのかと思うのでござる。
 が、風が心地よく、影へ入ると、風が心地よく気持ちよく昼寝ができそうなのでござった。

 東近江市の五個荘で、今「近江の麻」展とか「近江の扇と団扇」展などが開かれていたのでござる。
 それがそれぞれのテーマで近江商人の館3館で開催されており、嫁に引かれて見に行ったのでござる。
 なんとなく見慣れているような、それでいてなんとなく懐かしいような町並みなのでござる。

 周りを見渡して、観光的なのは拙者達だけでござったのだ。
 今まで何回か来た町ではござるが、詳細はわからずで、まずは観光案内所へ行って順路などの説明を聞き、町並みを歩き出したのでござる。
 確かに暑くてたまらないはずなのでござるが、なぜだかそれをほとんど感じぬままに楽しく歩いているのでござるな。

 歩いている道の傍には、洗い場や花を植える水中鉢のある小川が流れており、そこには魚がたくさん生きているのでござるな。
 錦鯉のいる場所や、黒鯉が泳いでいるところ、どこでも小魚はいるのでござるがその小魚がいっぱいいる場所もあれば、少ないところもあるという具合で、石橋の下には鯉達が固まって避暑をしているのでござる。
 そのような光景に、子供の頃の通学路の小川の光景を重ねている拙者なのでござった。

 最初は外村繁邸でござったのだ。
 此処では、扇と団扇展でござり、古い団扇に日本の工夫があり、使い方に色々なちょっとした事を加えてあるのでござる。
 それらに感心をするまもなく、この建物の派手な成金趣味ではない素晴らしい贅と素晴らしさに感心を奪われていくのでござる。
 加えて、外村繁というのは小説家でもあったという事で(知らぬ拙者は不明なのでござるな)、勉強部屋や生活の跡も見ることができたのでござる。

 管理の方の話では、「この屋敷は分家であり2300平米余の屋敷で、隣の本家は2700平米ほど」ということでござった。
 そこでお隣の本家でござるところの外村宇兵衛邸へ移動となったのでござる。
 そこも分家同様素晴らしい豪商の屋敷なのでござるな。

 そこでは、「近江の麻」ということで展示されているのでござるが、麻の暖簾しかり、麻の団扇しかり、中でも、麻を障子紙に変えて貼ったところの「涼障子」というのと麻の夏蒲団は素晴らしかったのでござる。
 障子は家でもしてみたい一つなのでござるな。
 布団は少々横になってみたのでござるが、実にいい気持ちなのでござり、蒸し暑い夏の夜にはこのような布団で麻の蚊帳をつって寝てみたいものでござる。
 贅沢!
 そこでは庭もみに歩けたのでござるな。

 第三の館は、中江準五郎邸なのでござる。
 此処では、「小幡人形」という五箇所で作られる人形を展示されていたのでござる。
 これも素晴らしいというか、地域の色合いがあるというか地域の歴史というのかが、人形を通して見られ興味深いものでござった。
 そしてこの中江家は、戦前には朝鮮半島で百貨店を手広く展開されていて、そこに近江商人の原理原則である「三方よし」を徹底されたということでござった。
 されど、敗戦がすべてを無にしてしまったということでござったのだ。

 書きかけると一杯あって、限が無いのでござるが、それはこれからの事としておいて、あとは、明日の心だ!

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