HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

ライトアップ

2012-12-04 20:14:13 | Weblog
 写真は、何か幻想的な写真でもあり、絵葉書の様でもありという感じでござる。
 彦根城を遠景に望む玄宮園の紅葉でござるのだ。
 思い切って見に行って、よかったでござる。

 当日の朝に、フッと思いついて家内を誘ったのでござるが、運良く振られずに付き合ってくれる事となったのでござるな。
 拙者、ラッキーとなったのでござる。
 早く仕事を終わらせようと思うときに限ってなかなか終えられぬものでござる。

 そうこうして、家へいったん戻り、一緒に出かけたのでござる。
 今帰ってきた道をもう一度走るのはなんとなくへんなものでござるが、その道が最も近いのでそれを行ったのでござる。
 二人とも少々厚着ぐらいで出かけたので車の中は暑い感じでござった。

 ナビに従って駐車場へ付き、すぐ隣の玄宮園へ入ったのでござる。
 後から見ると、暗がりだとちょっと離れたところから黙って入れそうなのでござるが、ちょっと気持ちの悪い姑息な悪行でござるな。
 初めから遠く近くにある紅葉が池の水面に映っているのでござるな。

 黄色や赤の鮮やかな紅葉がライトアップされて、池の水面に映る様は実に綺麗でござったのだ。
 それに松の緑がきりっとして、背の高い樅の木もあり、それに風が吹き渡って風鳴りが上のほうに聞こえるのでござる。
 しかし、池に水面はそれほど風の影響を受けているわけではなく、少々細かく動いているのでござる。

 架け橋を渡ったり、辺まで降りてみたり、紅葉を幹に添って見上げてみたり、いろいろと楽しんでいる拙者達でござった。
 それこそ、いろいろと楽しんであちらこちらとうろついては、感心仕切りの拙者達でござったのだ。
 夜のこととて、1時間あまりで終えてしまったのでござるが、もう少し早くから来ればもっといろいろと見る拙者達でござったろうに。

 家族連れあり、恋人か若夫婦のアベックあり、仲良しグループあり、写真に執着するカメラマンありで、賑やかしそうな感じと思ったのでござるが、そうでもないのでござった。
 ちょっと「これはよいな!」と思ったのは、そこそこ若い女性(十代や二十代前半ではなかろうとお見受けしたもので勝手に解釈)が一人で庭を見て回っていることでござった。
 しかし如何なる事で見に来られたかは存ぜぬが、それだけの価値のあるものと思う次第でござる。

 ここを教えていただいたご婦人は、「京都の雑踏の中へ見に行くことと比べれば、ゆっくりと存分に楽しめますよ」と言われたのでござるが、その通りでござった。
 場所によっては近く20m半径には誰もいないということもござり、ゆっくりのんびりでござった。
 来年も着てみたいところでござる。

 大名庭園というのはこのようなものなのかと感服した次第でござる。
 士農工商などという身分階級と搾取の構造を考えると、ちょっと情けない気もせんではござらぬが、井伊家ことに思いを向ければやはり素晴らしい庭園でござる。
 しかしそのようなことに思いが向くところは、やはり拙者は水飲み百姓の出身でござるかな。

 また、この写真を載せて書けることを期待して、終えるのでござる。

 それでは、明日の心でさらばでござる。