HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

久々いい香り

2008-10-30 17:30:34 | Weblog
27日から30日まで何もしないでおこうと思っていたが、天気がいいと腰部がうずいてきてついトラクターを出してしまった。トラクターの整備をして、委託をされている田んぼを3枚起してしまった。
それこそ久々にいい土のにおいをかいで、心身ともになんとなくすっきりした。
いい土のにおいというのは口では表現できにくいもので、いわゆる泥臭い臭いではなく、それこそ『土の香り』と言うほうが合っているのかも。
ただ、3枚のうち2枚は均平作業をしてあって、置いた土を破砕するのと、置くべき土をとった後の掘れたところの落差が大きすぎてその二つには往生した。そのため通常の倍時間がかかり、腰もついでに痛くなってしまった。
終わって家へ帰ってから、頼まれたところだけでも起してしまうとなんとなく気が楽になったように感じた。
友人にちょっとだけ新米を渡し食べた感想を聞かせてくれと頼んでおいたら、返事があった。「うまい。ツヤが違う。甘味がある。」という3点を知らせてくれた。友人はあちこちで米を買って食べているから、うまいはお世辞でも言ってくれるだろうが、甘味というところがミソで、それを感じてもらえたら、まず間違いなく喜んで食べてもらえると確信している。今夜は、お仏壇へ報告しなくては。
いい香りの土からはいい香りの米が採れるのかも・・・?

うまい米

2008-10-26 18:17:22 | Weblog
先日都会の友人に「他の米は食えない」、そして近くの親戚から「店で買った米はまずいから分けて」と言われた。もちろん届けたが、嬉しい限り!
というところで、「何でうまいまずいが出てくるのか」というところへ突き当たった。
土や水の違いはもちろん、気候も違うから味がそれによって左右されるのはわかる。一度おさらいをしてみると、『土は、鉄分やクドががありちょっとやせている』『水は清らかでちょっと水温低めでミネラルたっぷり』『気候は、冬厳しく、夏は暑くても夜は涼しい』というところかな。
そして気付いた事として、乾燥時の温度と精米の仕方の二つ。
籾を乾燥する時には温度に注意を払っているからかと思う。決して50℃以上にはしないこと。それより高いと籾が死んでしまい、デンプンを熱処理してアルファー化させてしまうから。アルファー化するとっデンプンが変質して味が落ちるという事だ。
それと水車で精米した米はうまいと言う。水車は丸1日かけてコットンコットンと糠を取って精白するから米の温度が常温と変わらない。ところが今のコイン精米は、10分ほどで一気にグリッグリッグリッと精白するから、出てきた白米は熱を持ってホコホコしている。水車では米が熱を持たないからデンプンがあるファー化しないけど、コイン精米では米が熱を持ってアルファー化してしまう。これも米がまずくなる原因だろうと思う。私は昔の米屋のまねをして、1時間かけて30キロの米を精白しているからいいのかと思う。抵抗を少なくして、一度にたくさんの米を精米部分に通さず、米が熱を持ちにくくしている。
これがいいのかな。
折角作った米だから、おいしいものを食べてもらいたいのが作った者の気持ちだろう。
今年の米は後40袋ほどしか残っていないので、来年の秋まで残るかちょっと心配。

買えたぞ!

2008-10-25 21:10:52 | Weblog
本日草刈機購入。嬉しいような辛いような。懸案であったコンプレッサーのホースも同時に購入した。機械の細かいところも整備ができるのでこれまた嬉しいこと。
心置きなく前の草刈機を分解掃除ができる。分解して組み立てられなくなることが私の場合よくあることだから。
本日の予定を立ててはいたが、ちょっとした手違いで大狂い。作業は進まなかったので明日と思えば、明日は天候が悪そう。とかくこの世はままならん、とはよく言ったものだ。そして「泣く子とお天道様には勝てやせん」。
田んぼへ行ったら、既に肥料がたくさん撒いてあった。大粒納豆のような黒い肥料があちこちに散らばっていた。鹿さんありがとう。出来れば均一に撒いてもらえると、もっとありがたいのだが。土壌改良資材が入荷しないので、撒かずに耕さなければならないのかと思う。後から撒くのはとんでもなく大変なのだが。

お題二つ

2008-10-19 20:13:09 | Weblog
一つ目は、TVを見ていて考えたこと。誰のために米や野菜を作っているのだろう、という事。まず不特定多数の人に食べてもらいたいとは思っていない。家族はもちろん大事な友人と親戚には「私が作った米と野菜です」と食べてもらいたい。
一方、私の作った米を食べて欲しくない人は、自分の儲けや立場維持のために農家をいじめている人達。もっともその人達は、私の作った米や野菜よりもっと高級なものを食べているのだろうから別に私がとんがることも無いか?
遠く離れた子供たちや親戚・友人が「ありがとう。うまかった」という一言が1年の疲れも飛んでしまうほど嬉しいのだ。これをなんというかというと「百姓馬鹿」と言うらしい。
二つ目は、幸せを紡ぐというフユノハナワラビがそれこそ一杯あった。草刈機でほとんど切ってから気がついて、あわてて採取したが100も無かった。切ってしまったのはおそらくその数倍あっただろう。惜しかった。明日から朝早く探しに行こうと思う。というものの、かなり昔のPCのように、起きてから脳みそエンジンのかかるのが遅いから行けるだろうか。

壊れた

2008-10-16 19:45:40 | Weblog
いよいよ草刈り機が壊れてしまった。キャブの調整をしてもプラグを変えても、エンジンの回転がまともに上がらない。代わりに燃料をバカスカ食らう。どうしようもなくなってしまった。新たに購入しなければならないかと農機専門店へ見に行ったら、欲しい機種は7万円ほど。ホームセンターで見たら3万円ほど。この違いは一体なんだろう?。財布と相談したらHCのほうだし、かなり荒っぽい仕事もするので作業と相談すると専門店。だが、もう一度、同じ買うつもりなら全部ばらして調整してみようと決めた。それでだめなら買えばいい。
どうも魚盗人が横行しているようだ。今日池の縁を見たら、草が踏みつけられ、所々の草がしっかりと倒れていて座った跡のようだ。最近そういえば鯉の姿が見られなくなったから釣られたのかもしれない。早朝作業でもして見に行かねば。

???

2008-10-15 19:47:54 | Weblog
今日は不審者を発見。過日、隣で田んぼをしている人が「小屋の鍵を壊された!」と憤っていた。以前もトラクターを盗まれたことがあり、気になるので田んぼへ行ってみたら、姫路ナンバーの古いマーチ級の車が農道へ入っていて出てくるところで、若い男の二人連れのボサボサ頭という、ちょっと見慣れない格好だった。ナンバーを見損ねてしまったので残念至極。
ひょっとすると、私の池へブラックバスでも釣りに来たのか放流に来たのかと思うが、それもきわめて憤慨もの。なぜなら鯉とゲンゴロウブナを育てているのだから。これからそちらで仕事をするから、道をふさいでとっ捕まえてやろう。バス釣りで一番嫌な事はキャッチアンドリリースとか言って、釣ってからまた放すというなんとも理解できないことをする事だ。ブラックバスというのは日本の魚を食い尽くす悪い魚らしい。それをわざわざ放流して釣ってはまた放すという事は、自分らの故郷を壊していることではないのかな。
ブラックバスにしても、釣り針で引っ掛けられ痛い目に合わされて、また放されてと繰り返し。昔から人間は生きるために命をいただいているのに、楽しみだけに他の命を痛い目にあわせるという罰当たりは、池にはまるしかなかろうなと思う次第。いずれにしても偉大な自然を知らない者が自然に遊ばれているだけかも知れない。

貸し畑

2008-10-10 20:12:31 | Weblog
友人の親父様が畑をしたいということで、私の持っている畑を使ってもらってもいいかな?と思いつつある。ところが、このあたり(国道端)で300㎡の畑はどれくらいの地代で使ってもらえばいいのか判らない。近場の貸し農園(地の利はちょっと不便)は30~50㎡で1年で1万円から5万円と差があり、300㎡となると10万円となってしまう。いくらなんでも高すぎると思い、指導付だからそれでもいいか、とも思う。難しいものだ。
やはり今年は蛾の飛んでいる数が多いように思う。今の時期、草刈りをしていても、50mで数匹の蛾を見つけるから、越冬する数もかなり多くなりそうだ。ということは、来年も蛾にやられる稲が出て、白穂がちょいちょいとできるだろうと思う。「いよいよ草刈りと草焼きを早くしておかねばあかんやろう」という状況だ。
自宅の草刈りだけでなく、何件か受けているのが全く手が回らなくなってきた。これも大変だ。明日はわき目も振らず草刈りをしなければ。

ののしり言葉?

2008-10-04 18:37:31 | Weblog
「百姓」「ドン百姓」・・・とののしり言葉。そうではないでしょう。これは褒め言葉ですよ。言っている人は「泥臭い人間」と言う意味で言っているのかも知れないけど、「百姓」の語源を知れば言えなくなるように思えます。
百姓を分解すると、百の姓なのですよ。昔は、織物専門を織部とか秦とか職業を名前の上に付けたようです。百姓とは百の姓の仕事が出来ないと,百姓とはならないのですよ。作物を作るには、土のこと(土壌学)、作物の性質(作物学)、気候や天気を読むこと(気象学)、水路作りや石積み(土木学)、納屋を立てる大工仕事(建築学)、作物の病気を知ること(植物病理学)や害虫を知ること(昆虫学)、作業道具(鍬や鎌など)を作ったり直す鍛冶屋(冶金学)、収支を計算すること(経理学、経営学)、・・・。これが出来ないと一人前の百姓ではないのですね。
こう考えると、「自分は百姓」などと言うのがおこがましくて恥ずかしくなります。「百姓」と小ばかにされて言われると誇らしくなりますが。
よく親に言われました。「アホは百姓でもしてろ」。が、「アホでなければ出来ない百姓,アホでは出来ない百姓」なんですね。
わたしは、今、何姓と言えるのでしょう。はなはだ心もとない感じです。

例年のことですが

2008-10-02 19:55:45 | Weblog
今日はスドシ採り。朝の露が落ちた頃山へ入りスドシを探した。無い!最近夜に冷え込んだから少しは、と、期待をして行ったのだが小さいのが1回分だけ。スドシ汁にしていただいた。マツタケやシメジよりもうまいと思うのは私だけ?
しかし山にゴミや産廃を捨ててある酷さは、情け無いを通り越している。
午後はコンバインの掃除。1時~6時までかかった。取れた土は一輪車に3杯位。わらと土が壁土のようになって固まり機械の中へ詰まっているので、硬くて取れない。水を吹き付けて泥を溶かしながら吹き飛ばし、手で掻き出すか鉄棒や鎌で切りながら取り除くが、いずれにしても悪戦苦闘×2。
おかげで、全身ずぶぬれで泥だらけだったものの、夕飯はうまかった。

記念日

2008-10-01 20:54:40 | Weblog
昨日は私の大事な記念日だった。幾昔か前の昨日が無ければ、今の私がどんなのだったか想像が出来ない。今、私の周りにあるものが全て異なっていたかも知れないし、今、私がこの世にいないかもしれない。幾度か死に逸れに会ったり、文字通り心臓が止まった事もあったが、家族や命の恩人や友人たちに助けられて生きているのだから、感謝、感謝!
明日から草刈り開始。調べたら草刈り機の刃が少なくなっていたので、急遽買いに行った。アイデア物を一つと刃を6枚買って4千円なり。『足場の悪い10mを越える高土手の草を刈る』と思うとちょっと出すくみになりそう。今咲いているフジバカマやリンドウを刈ってしまうのはちょっと寂しいが、一本づつよけて刈るような器用な事は出来ないので仕方がないが、刈り終わった後の高土手を見るのはいいものだ。
草を刈るのはいいが、足を刈らないように注意をしよう。