東京リサーチ日記

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「トイレバイク ネオ」

2012-09-29 00:00:00 | 情報・日記
 2012年9月29日、日本で「人間のうんちを燃料に走るバイク(Poop-Powerd Bike)」が開発された――こんなニュースが、海外のニュースサイトで相次いで報じられているようだ。話題となっているのは、TOTOが開発した「トイレバイク ネオ」。バイクの座席部分がまるまる洋式便器になっている、強烈なデザインのバイクだ。確かにこれなら「うんち」で走っても不思議はなさそうだが、TOTOによれば「人間のうんち」が燃料というのは誤解なのだ。「トイレバイク ネオ」は、TOTOによるCO2削減を訴える環境ビジョン「TOTO GREEN CHALLENGE」をPRするために登場した「走るトイレ」。全国にTOTOの取り組みを伝えるべく、2011年10月6日にTOTO本社のある北九州を出発し、東京まで1400キロ、およそ1か月の旅をした。燃料には、ガソリンではなく、家畜の排泄物や生活排水を発酵させて作る気体「バイオガス」が使われている。便器はあくまで座席代わりで、実際に「うんち」、あるいは排水などが積まれているわけではない。バイオガスはメタンやCO2を主成分とする次世代のエコエネルギーで、CO2排出量がガソリンに比べて格段に少ないと言われる。スピードもなかなかのもので、最高時速は70~80キロ。また遠隔操作で「おしゃべり」する、ホーンで音楽を奏でる、LEDライトでメッセージを描くといった多彩な機能も搭載している。すごいPRだな・・・(佐々木和夫)