東京リサーチ日記

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ホットスポット騒ぎ・・・

2012-09-15 00:00:00 | 情報・日記
 2012年9月15日、東京都世田谷区でホットスポット騒ぎが2011年10月に起きた。その原因はラジウムだった。民家の床下にラジウム入りの瓶があったことが原因でホットスポット騒ぎがおきており、福島第1原発の事故後に放射計調査で明らかになったのである。その一部の瓶には「日本夜光」と書かれたラベルが貼られており、夜光塗料用だった可能性が浮上している。放射性物質に詳しい中部大の武田邦彦教授(資源材料工学)によると、日本夜光という会社は今は存在しないが、かつては夜光塗料製造の大手企業。ラジウムは時計の文字盤のほか、1960年代に「非常口」の表示看板などの夜光塗料として使われていたというのだ。武田教授は「昭和50年ごろまでラジウムなどの放射性物質は薬品会社から他の薬品と同じように簡単に入手できた。夜光塗料をつくることもでき、看板などを書くために入手して置きっぱなしになった可能性もある」と指摘している。しかし、民家所有者の女性は「見覚えがない」と証言。約10年前に亡くなった夫は証券会社に勤務しており、ラジウムとは無関係の生活を送っていたのだ。しかし、瓶の形状などから、昭和1960~1970年代に置かれていた可能性があり、実際、文科省の調査では民家は1952~1953年に建築された建売住宅といい、かなり前から床下に置かれていたとみられるのである。謎である・・・(佐々木和夫)