HOHNER社のハーモニカの修理をほぼ毎日何本も行っています。
昨日は初めてNEW64Xの修理を行いました。
全体的な息漏れの調整です。
分解して見ると、10番、11番穴にバルブが貼ってありました。
この部分にバルブを貼ると吸音の鳴りが悪くなります。
特に11番穴のラ、ラ#のキュイーンと言う美味しいベンドが掛からなくなります。
そこで、この部分のバルブを剥がしてやるとスカッと鳴るようになりました。
全体的な息漏れは、リードプレートの締め付けネジをキチっと締めると
かなり改善されます。後はビリビリするバルブの張り替えも重要です。
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さて、今朝の曲はタンゴの名曲「ジェラシー」です。
アルフレッドハウゼ楽団の演奏があまりにも有名です。
64ハーモニカならではの超低音域でのフレーズ
そして、オクターブ奏法をつかっても重厚なサウンド
トレモロ奏法を使ってのマンドリンのようなサウンド
色々工夫してみました。
それではお聴きください、今朝の曲は「タンゴ・ジェラシー」です。
ジェラシー(Jalousie)クロマチックハーモニカ