【横浜】東海大学工学部動力機械工学科長谷川真也助教を中心とした研究グループは、「熱音響機関(波動エンジン)」を使うことで、工業排熱と同程度の低温の熱源から18%のエネルギー回生と、マイナス106度Cの冷熱を生成できる「排熱回生デバイス」を開発した。
この研究成果は工業排熱や自動車排熱を用いた高効率のエネルギー回生システムが実現可能であることを示した。5年後の実用化を目指す。
熱音響機関は、熱で音波が発生する作用を用いてエネルギー変換を行う。気体の共振を利用して動くため、ピストンなどの機械的な可動部品を一切使わずに、メンテナンスが不要。また、パイプのみで動作する簡単な構造であり、コスト面での優位性もある。長谷川助教は「切迫するエネルギー問題や環境問題解決の一助となれば」と話している
この研究成果は工業排熱や自動車排熱を用いた高効率のエネルギー回生システムが実現可能であることを示した。5年後の実用化を目指す。
熱音響機関は、熱で音波が発生する作用を用いてエネルギー変換を行う。気体の共振を利用して動くため、ピストンなどの機械的な可動部品を一切使わずに、メンテナンスが不要。また、パイプのみで動作する簡単な構造であり、コスト面での優位性もある。長谷川助教は「切迫するエネルギー問題や環境問題解決の一助となれば」と話している