県内の住宅用の太陽光発電設備の導入が2011年度に大幅に進み、前年度からの伸び率が157%と全国1位になったことが、県のまとめでわかった。県が昨年度に始めた補助制度などが後押しした。今年度も補助を継続しており、「エネルギーの地産地消を進めるため、制度を活用してもらいたい」としている。
■11年度補助制度、後押し
県によると、11年度の県内の住宅用太陽光発電設備の導入件数は1万1666件で、全国順位は前年度の7位から3位に上がった。1位は愛知県の1万8670件、2位は埼玉県の1万3461件。静岡県は前年度から4223件増え、伸び率は20位から一気に1位となった。
県はエネルギー対策で「地産地消」を掲げる。昨年7月には、全国3位の日照時間を生かすため、太陽光発電設備を取り付ける住宅に12万円を限度として、発電1キロワット当たり3万円を補助する制度を導入。3月末までに5204件の申請を受け付けた。
今年度当初予算でも、住宅用太陽光発電の導入を促進するため11億円を計上。1万1千件を目指し、1キロワット当たり2万5千円を補助する。また、太陽熱利用システムも1100件を目標に経費の10分の1を補助。いずれも上限は10万円で、5月から受け付けを始めている。
さらに、6月からは事業者用の補助制度も開始。太陽光発電(10キロワット以上)や小型風力発電(5~20キロワット未満)、中小水力発電(3~1千キロワット)の設備を導入する際には、100万円を上限に100件に対する補助を認める。
7月から自然エネルギーの固定価格買い取り制度が始まるのを踏まえ、県は「中小企業の方々には、ビジネスの可能性としても捉えてもらいたい」と期待する。問い合わせは、県地球温暖化防止活動推進センター(054・271・8806)まで。
■11年度補助制度、後押し
県によると、11年度の県内の住宅用太陽光発電設備の導入件数は1万1666件で、全国順位は前年度の7位から3位に上がった。1位は愛知県の1万8670件、2位は埼玉県の1万3461件。静岡県は前年度から4223件増え、伸び率は20位から一気に1位となった。
県はエネルギー対策で「地産地消」を掲げる。昨年7月には、全国3位の日照時間を生かすため、太陽光発電設備を取り付ける住宅に12万円を限度として、発電1キロワット当たり3万円を補助する制度を導入。3月末までに5204件の申請を受け付けた。
今年度当初予算でも、住宅用太陽光発電の導入を促進するため11億円を計上。1万1千件を目指し、1キロワット当たり2万5千円を補助する。また、太陽熱利用システムも1100件を目標に経費の10分の1を補助。いずれも上限は10万円で、5月から受け付けを始めている。
さらに、6月からは事業者用の補助制度も開始。太陽光発電(10キロワット以上)や小型風力発電(5~20キロワット未満)、中小水力発電(3~1千キロワット)の設備を導入する際には、100万円を上限に100件に対する補助を認める。
7月から自然エネルギーの固定価格買い取り制度が始まるのを踏まえ、県は「中小企業の方々には、ビジネスの可能性としても捉えてもらいたい」と期待する。問い合わせは、県地球温暖化防止活動推進センター(054・271・8806)まで。