アッパレ 上関原発建設計画:山口知事、反対に転換へ

2011-05-19 09:41:26 | 報道
地震多発地帯の日本では原発は無理だ

山口・上関原発建設計画:山口知事、反対に転換へ 埋め立て免許、延長認めない方向
 中国電力が山口県上関(かみのせき)町に計画中の上関原子力発電所について、同県の二井関成(にいせきなり)知事は、予定地の公有水面埋め立て免許の延長を認めない方向で検討に入った。福島第1原発事故で原発の安全性が問われ、国による原子炉設置許可の見通しが不透明となったため。免許は来年10月に失効するが、再免許は原発に関する国の新たな安全指針が策定された段階で判断する意向。中国電力は計画の大幅変更を迫られる可能性が出てきた。

 二井知事が埋め立てを許可しなければ原発は建設できず、原発に協力的な立場だった知事の方針転換となる。6月の県議会で最終判断を表明する見通しだが、全国で停止中の原発や新規の立地計画にも影響を与えそうだ。

 上関原発は、瀬戸内海に面した海域約14ヘクタールを埋め立て、陸上部を含む33ヘクタールを造成し原発2基を造る計画。山口県は海面の埋め立て免許を08年10月に許可。中国電力は09年10月に着工したが、反対派の抗議活動でほとんど進んでいない。

 免許は「着工から3年」が期限で、12年10月までに完成しなければ失効する。原発事故後、中国電力は山口県からの要請を受けて工事を一時停止しており、完成には免許延長が必須の状況。中国電力は今秋にも延長申請すると見られていた。

 県によると、上関原発計画は埋め立て手続きと国の原子炉設置許可の手続きが並行して進み、中国電力は09年12月に経済産業省に原子炉設置の許可申請をした。だが原発事故で菅直人首相は政府のエネルギー基本計画の白紙見直しを表明するなど、計画通りの原発増設は困難な情勢だ。

 県には、中国電力への埋め立て免許を取り消す案もあったが、法令違反がなければ取り消すことができないことから、免許の延長を認めない方向で検討している。県幹部は「免許を許可した時と状況が変わった。事故が起きれば上関の問題だけではすまなくなる」と説明する。【尾村洋介】

毎日新聞 2011年5月19日 東京朝刊

とっくにわかってたんだろ 3号機 “燃料に水届いておらず

2011-05-19 06:38:20 | 報道
末期がんだけど大丈夫ですと言っといてやっぱり末期がんでしたってか。

3号機 “燃料に水届いておらず”
TBS系(JNN) 5月18日(水)18時33分配信

 福島第一原発の3号機については、先月からたびたび炉心の温度が上がっていますが、複数の政府関係者はJNNの取材に「3号機でもメルトダウンが起きているとみられる」としています。東京電力は、注水量を増やしたり、別の配管も使ったりして炉心に水を送り続けていますが、まだ不安定な状態が続いています。

 現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれていますが、このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に十分に水が届いていない可能性が高いことが新たにわかりました。専門家は、この状態が続いた場合、燃料が発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある「深刻な事態だ」と指摘しています。東京電力では当面、3号機への注水量を増やして監視を続ける方針です。

 一方、2号機の原子炉建屋に18日午前、3月の爆発以来、初めて作業員が入りました。ロボットでの調査と同様、温度と湿度が高く、内部で作業したのは14分間でした。(18日16:51)