黒じぷたの漂流日記

Withうつ病で暮らしているらしい。

最近のカラスは柿を食べない

2017-11-01 22:38:23 | 日記


柿がたわわに実っております。

隣の家の庭の柿です。

幼少の頃はこの柿をもぐのを手伝ったりして

お駄賃として柿を山程貰ったりしたものです。

反対隣のお宅にも柿の木があって

こっちももいでましたよ。

こちらのお宅にはイチジクもあって

フルーツには事欠かさない状況。

しかしながら、我が家では柿デフレが発生。

私はもぐのが楽しいだけ。

毎日柿ばかり食卓に上がればすぐ飽きる。

戦中戦後の食糧難を経験した父でさえ

柿はうんざりと根をあげる始末。

今思えば両隣宅も体良く

私に柿を押し付けていたのかも知れない。

その後、イチジク宅はご主人が亡くなった

のを機に、実娘が2世帯住宅をおっ建て

柿もイチジクもぶっ潰されてしまいました。



こちらのお宅はご主人はとうに他界。

奥様がお庭を守っておりました。

この時期になると渋るひとり息子をけしかけて

柿をもがせていたのです。

息子たって私より年上。

いい歳したら柿なんてもぎたくないだろうよ。

それをせっせと近所に配ってね。

昔ながらの方です。

そんな奥様も寄る年波には勝てず

高齢者施設へ入所。

身軽になったひとり息子は柿など目もくれず

最近購入した新型スカイラインに夢中です。

柿はただ腐れ落ちるばかり。

そういえば、昔はいい感じに熟してくると

カラスが食っちまう、と奥様が嘆いていた気が。

カラスがいなくなったか、と言えば逆で

夕暮れ時は寝ぐらを探す膨大な数の

カラスに出くわす。

ちょっと気を抜くと燃えるゴミの日は

ゴミ袋が穴だらけにされ残飯が散らかる。

柿よりも美味いものにカラスは気づいちまったか

まあ、私も気づいちまったが。

カラスはそうでも雀とかその他の小鳥も

柿をついばみに来ないな...

小鳥までも柿以上の餌を発見したか。

なんか誰も食べてくれない柿ってのも

なかなか寂しいものです。



コメント
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