ニール•サイモン「ビロクシー•ブルース」

シアター•クリエで、今日千秋楽を迎える
「ビロクシー•ブルース」です。
ニール•サイモンの作品。
「BB三部作」の第二部。
作者の分身であるユジーンが主人公。
演じるのは、濱田龍臣。
ユジーンが兵役で、兵隊になるための訓練を受ける
10週間を描いたもの。

物語は、ビロクシーに向かう車中から
ワイコフスキ　エプスタイン•••
6人の2等兵たちの訓練が始まる。
指導官は、トゥーミー軍曹(新納慎也)
すぐに体罰を課す　まさに鬼軍曹。
その鬼軍曹に、なにかと歯向かうエプスタイン。

軍隊生活に慣れてきた頃
外出許可が降りる。
「童貞を捨てる」のが目標だったユジーンは
娼婦のところへ。
驚いたことに、この役演じていたのは
小島聖
もう、そんな年になっていたんですね。

やがて、恋の訪れ。
ダンスパーティーで知り合った
修道院で暮らすデイジーという娘。
ほろ苦い初恋。

群像劇としても青春物としても
よく出来た作品。
さすが、ニール•サイモン。

最後に、印象に残ったセリフ。
後のために、回顧録をつけているユジーン。
が、それがワイコフスキたちに読まれてしまう。
ユジーンが書いた、仲間たちの人物評。
ここで得た教訓。
「人々は、文字で書かれたものを信じる」

なるほど！

「好楽ちゃん祭り」

昨日は、朝から凄い雨でした。
そんな日に限って、普段ヒマな私は
出かける用事が^_^

18時から有楽町朝日ホールで
喜寿を迎えた三遊亭好楽師匠の「好楽ちゃん祭り」
へ行ってきました。
昼夜公演。
息子の王楽師が揃えたというメンバーが凄い！
昼は、市馬　昇太　一之輔　伯山
夜は、文枝　小朝　鶴瓶　志の輔
「人柄が良い」と言われる好楽師ですが
なるほど、人脈は凄い！

では、演目と演者
うつけもの　王楽
猫の皿　志の輔
青木先生　鶴瓶
文句の呪い　文枝
仲入り
口上　好楽　文枝　小朝　鶴瓶　志の輔　王楽
扇の的　小朝
優しい言葉(文枝作) 好楽

王楽師匠
自作の新作だと思いますが
織田信長を題材にしたもの
ただ、サゲは分かっちゃう。

猫の皿　青木先生
と、志の輔　鶴瓶両師は、十八番で盛り上げる。

文枝師匠
なにかのインタビューで読みましたが
恐らく最近作った新作でしょう。
「認知症」を扱ったもの。

小朝師匠
これまたお得意の落語を
MVP受賞が発表された大谷選手ネタも交えて

トリの好楽師匠
これだけのメンバーの最後を締めるのは
大変だったと思いますが
小朝師匠によれば
「なんにも考えてなく、楽屋を飛び回っていた^_^」
とのこと。
文枝作品は、夫婦の情愛を描いたもの。
「愛妻家」で名高かった好楽師には、ピッタリの1席。

実は、このメンバー　7年前の「古希記念」でも集まったそう。
次回は、いつかしら。

「鹿賀丈史 MIS CAST」

コットンクラブで行われた鹿賀丈史のライブ
「MIS CAST」です。
あまり、こうしたところへは行かない私。
コットンクラブも、初めて。
しかし、方向おんちの私でさえ、すぐ分かった。
このレストランシアター、めちゃ分かりやすい場所にありますね。

役者生活50周年の節目を迎えた鹿賀さん。
こうした形のライブは、初めてだそう。
アコーディオン　パーカッション　ギター　チェロで構成されたバンド。
劇団四季時代からの鹿賀さんファンである私としては
ミュージカル•ナンバーを聴きたかったのですが
多かったのは、井上陽水ナンバー。
私が分かったのは「少年時代」とか半分くらいかしら。
知らなかったのですが
「飾りじゃないのよ涙は」
も陽水さんなんですね。
1番良かったのは
「時は過ぎてゆく」
金子由香利さんで有名になったシャンソン。
あと、クミコさんのシャンソン•ナンバーも歌ってらした。

この年になると、シャンソンとか良いなと思うようになります。
約90分　鹿賀さんの歌声に酔いしれました。

「貴景勝」

まず、野球のお話。
巨人•中田翔選手が、契約をオプトアウトして
退団の道を選んだ。
私が巨人ファンだった当時は、巨人から出る
ということは、その後の野球人生にも
大きな影響を及ぼすと言われたものですが
時代は変わりました。
話は、昨日に戻りますが、宝塚も、時代が変わったことを
自覚してほしいですね。

さて、大相撲。
昨日は、霧島 貴景勝が相次いで敗れた。
特に、貴景勝。
ハイレベルの優勝を求められているだけに
序盤の1敗は痛い。
私、スポニチを読んでいるのですが
元稀勢の里の二所ノ関親方が、厳しい見方をしていた。
精神力の強い大関ですから
なんとか夢を掴むため、頑張っていただきたい。

昨日の解説 舞の海さんも仰ってましたが
今日の琴ノ若対大栄翔戦
ちょっと早いですね。
10日目ぐらいに1敗同士で対戦するのを
見てみたかった。
いずれにしても、今場所は関脇以上は
なかなか好調。
誰が優勝するにしても、13勝ぐらいの
ハイレベルの争いを見たいものです。

「宝塚パワハラ会見」

昨日行われた宝塚歌劇団のパワハラ報道に対する
歌劇団側の会見。
宙組生徒の死亡事件に関しての調査結果を発表。
それによると、過剰労働に関しては認めたものの
パワハラに関しては、事実関係が認定出来なかった
とのこと。

ウーン、どうなんでしょう。
私は、ニュース番組の報道しか見ておりませんし
歌劇団の会見全てを把握している訳ではありませんが
やはり、違和感を感じてしまいます。

過剰労働による精神的崩壊があった
と、歌劇団側は言っているようですが
ご遺族側は、それだけてはないと仰っている。
だから、労働負担分を改革したところで
今回の問題　更に言えば歌劇団が長年抱えてきた
本質的な問題は、解決できないように思います。

ある元タカラジェンヌのコメントで
「こういう厳しい規律がないと、女性だけの組織は持たない」
という報道がありました。
なるほど　と思います。
ただ、だからこそ、生徒だけに任せず、歌劇団側が
厳しい監視の目を光らせていくことが重要だと思います。