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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ニール•サイモン「ビロクシー•ブルース」

2023-11-19 11:00:30 | 日記
シアター•クリエで、今日千秋楽を迎える
「ビロクシー•ブルース」です。
ニール•サイモンの作品。
「BB三部作」の第二部。
作者の分身であるユジーンが主人公。
演じるのは、濱田龍臣。
ユジーンが兵役で、兵隊になるための訓練を受ける
10週間を描いたもの。

物語は、ビロクシーに向かう車中から
ワイコフスキ エプスタイン•••
6人の2等兵たちの訓練が始まる。
指導官は、トゥーミー軍曹(新納慎也)
すぐに体罰を課す まさに鬼軍曹。
その鬼軍曹に、なにかと歯向かうエプスタイン。

軍隊生活に慣れてきた頃
外出許可が降りる。
「童貞を捨てる」のが目標だったユジーンは
娼婦のところへ。
驚いたことに、この役演じていたのは
小島聖
もう、そんな年になっていたんですね。

やがて、恋の訪れ。
ダンスパーティーで知り合った
修道院で暮らすデイジーという娘。
ほろ苦い初恋。

群像劇としても青春物としても
よく出来た作品。
さすが、ニール•サイモン。

最後に、印象に残ったセリフ。
後のために、回顧録をつけているユジーン。
が、それがワイコフスキたちに読まれてしまう。
ユジーンが書いた、仲間たちの人物評。
ここで得た教訓。
「人々は、文字で書かれたものを信じる」

なるほど!