プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

井上芳雄 小池栄子 生瀬勝久 ケラの傑作「陥没」

2017-02-23 11:15:51 | 日記
シアターコクーンで上演中の「陥没」です。最近絶好調のケラの作品。井上芳雄 小池栄子 生瀬勝久らの出演です。掛け値なしの傑作。3時間半というケラらしい長丁場ですが、全く気になりませんでした。
舞台は、前回の東京オリンピック前の東京。オリンピックに集まる観光客を当て込んで「オリンピック・スターパーク」というホテルが建てられることになりました。社長(山崎一)娘の瞳(小池)婚約者の木ノ内(井上)彼らの表情は、皆希望に燃えています。これがプロローグ部分。暗転して、今度は、2年後。オリンピック目前の東京。ホテルも、開業前の慌ただしさを見せていますが、どうも様子が違う。話が進んでいくにつれ、社長は既に亡くなっており、瞳と木ノ内も離婚。瞳は従業員だった大門(生瀬)と再婚しており、これから、木ノ内の婚約パーティが行われることが明らかになってきます。再婚相手は、結(松岡茉優)という若い娘です。
さらに、実はホテルが借金で苦しんでいる様子 瞳と木ノ内の離婚事情 婚約者・結の陰の部分などが描き出され、ケラワールド全開となっていきます。
井上芳雄は、女にだらしないが、善人の男という役。最近、私が観るときは、このパターンが多い。定番なのでしょうか? 小池栄子 父を失った後、ホテルを切り盛りする健気な女性を、見事に演じています。「ただオッパイが大きなだけの女」(劇中のセリフです。念のため)と思っていたら、とんでもない!上手い女優さんに成長しました。そして、やはり、一番目を引いたのは、生瀬勝久。いやらしい大門という男を女々しさたっぷりに演じています。文句のつけようがない上手さでした。


好々爺の志村喬 狂気の三船敏郎「銀嶺の果て」

2017-02-22 11:12:53 | 日記
池袋·新文芸座の「三船敏郎 勝新太郎 中村錦之助 没後二十年」の企画より「銀嶺の果て」観てきました。1947年の作品です。
物語は、江島(三船敏郎)と野尻(志村喬)が。もう1人の男と3人で銀行破りをするところから始まります。もう1人の男は、雪山で逃げている時に、雪崩に巻き込まれ、命を落としてしまいます。逃げ延びた2人は、山小屋へ。そこには、隠居と呼ばれる小屋主の老人と、その孫娘の春坊。そして、登山家の本田という男がいました。雪が積もり、そこから出られない2人。野尻は、山小屋の住人と仲良くやっていますが、江島はイラついた様子。 天気が小康状態になると、2人は本田を脅して道案内させ、山からの脱出を図ります。が、道中、雪山に慣れない2人は、足元もおぼつかず、ピンチの連続。ついには···
「マイオールドケンタッキーホーム」などの音楽が、効果的に使われています。音楽を聞きながら、徐々に人間味を取り戻して、好々爺の一面を見せる野尻、一方、野卑なまま、狂気さえ感じさせる江島。このコントラストがいい。名優2人の演技は、見どころたっぷりでした。

家元節炸裂!「立川談志まくらコレクション」

2017-02-21 10:52:16 | 日記
昨夜は、天気も悪かったので、早帰り。家に帰って、何気に「鶴瓶の家族に乾杯」見ていたら、ラストに登場した、たい平師と夕陽を撮る女子高生に、見とれてしまいました(笑)田舎の純朴な美少女。高校生に戻れたら、こんな娘と恋愛したい。妄想が膨らむばかりのアラカンのオジサンでありました(笑)
さて、先日、談四楼師のコラム集を読んだ話を書きましたが、今回は、その師匠·談志師のまくらを集めた「立川談志まくらコレクション」です。
昭和40年から40年間位のまくらを集めた本で、言うまでもなく、全て家元流のフィルターを通した物の見方が、詰まっています。
話題は、政治論 落語論 人生論など、多種多彩。やはり、私が楽しめたのは、芸人論。亡き文楽 円生師匠らの思い出が詰まっています。その一方、家元の目から見れば物足りない仲間や若手に対する苦言も、提示されています。この本読むと、立川談志という芸人は、本当に落語を愛していたんだなということが、よくわかりました。

今年初のG1「フェブラリーS」迷った末に裏目!

2017-02-20 10:46:13 | 日記
さて、早くも今年初のG1です。「フェブラリーS」本命、最後の最後まで迷いました。ゴールドドリームかモーニン。鞍上もデムーロとムーア。迷った末に選んだのが、モーニン。去年の勝ち馬です。ただ、その後4連敗と、成績は振るわない。なぜ選んだか? よくあるじゃないですか。成績上がらなかった馬が、なぜか去年と同じレースで復活するという話。あれ目指したんですよね。
で、結果は、二桁着順。全くダメ。完敗でした。最後の最後で切ったゴールドドリームが優勝。デムーロが、去年に続いて連覇。馬じゃなくて騎手だったんかい!

今日は「プロレスの日」ということで、私のプロレス遍歴

2017-02-19 12:01:26 | 日記
今日は「プロレスの日」ということです。昭和30年の今日、力道山が木村政彦と組んで、蔵前国技館でシャープ兄弟と対戦した日です。な訳で、今日は、私のプロレスファン歴についてです。
初めて会場に行ったのは、M•マスカラスの初来日。まだ小学生でしたから、同級生のお父さんに連れて行ってもらいました。日本プロレスの黄金時代です。その後、少しプロレスから離れて、猪木の格闘技戦 タイガーマスクのデビューなどで、また、熱が燃え上がります。古館アナの実況も凄かった。その後、新日本プロレスだと長州 全日本プロレスだと天龍でしょうか。なぜか、反体制派が好きなんですね(笑) この頃が一番燃えてたかな。しょっちゅう後楽園 国技館 武道館と通ってましたからね。
今でも、月に一度は会場に行ってますから、アラカンのファンとしては、熱心な方でしょう。しかし、今は、DDTとかドラゲーとか、プロレス自体も、大分変わってきました。でも、オールドファンとしては、やはり、先日武藤選手が主催した「マスターズ」が、一番落ち着きますね。