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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

三月大歌舞伎 泉鏡花作 玉三郎演出「滝の白糸」

2018-03-13 10:49:15 | 日記
再び 歌舞伎座「幕見席」へ行ってきました。今回は、前回見逃した泉鏡花作「滝の白糸」です。
主人公は 女芸人の「滝の白糸」(中村壱太郎)水芸の一座を率いています。越中での旅の途中 文明開化の馬車に乗っているのに「人力車に追い越された」と怒る白糸。すると 欣弥(尾上松也)という若い馬丁が 彼女を抱きかかえて馬に跨り、人力車を追い越していく。白糸 欣弥に一目ぼれしますが、なかなか再会できない。
ようやく逢えた2人。身の上話をします。東京に出て 法律の勉強をしたいと言う欣弥に、白糸は学費の仕送りを申し出ます。あっという間に3年の月日が流れ、手元不如意になった白糸。太夫元から借金をしますが、その金を普段から折り合いの悪い曲芸師「南京寅吉」の一味に盗まれてしまう。錯乱する白糸。偶々通りかかった家に住んでいたのは、高利貸しの老人。悲劇の連鎖が続きます。
東京での勉強を終え 年老いた母親のいる田舎に戻った欣弥。検事となった欣弥が、最初に遭遇した事件は・・・
メロドラマですよね。身分の違う2人の恋 敵役も登場します。役者が揃って ラストは裁判所でのお裁き。悲劇が悲劇を呼ぶ幕切れ。思わず引き込まれてしまいました。


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