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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

秀作! 森雅之 高峰秀子「グッドバイ」

2017-03-29 12:25:51 | 日記
神保町シアター「夏目漱石と日本の文豪たち」から「グッドバイ」観てきました。昨年でしたか、ケラが「読売演劇大賞」の最優秀作品賞を受賞した作品。原作は、太宰治の未完の小説です。私、これが映画になっているとは知りませんでした。1949年の作品ということです。
映画とお芝居は、ちょっと違っています。といっても、当たり前の話ですが、主人公は同じ。田島という雑誌編集長。弱小出版社で雑誌「オベリスク」の編集長。渋い二枚目の森雅之が演じています。この会社のスポンサー船越が「ウチの娘の絹代が、田島にぞっこん」と言い出します。社長の関根にとってはスポンサーの機嫌を損じる訳にはいかず、2人の仲を取り持とうとします。田島も、もちろん逆玉に乗りたいのですが、ここに大きな問題があります。モテモテの田島 令嬢と付き合う前に、現在付き合いのある4人の女と手を切らなければならないのです。田島 ひょんなことから知り合った永井きぬ子というガサツな田舎者を妻と偽り、4人の女性とのお別れ行脚に乗り出します。そして••••というお話。
当時25歳で、童顔で実に可愛らしい高峰秀子が、絹代ときぬ子の二役を演じています。きぬ子のアシストを得て、無事4人の女と別れる事に成功した田島。そこで自分のきぬ子に対する想いに気づきますが、ここから、また、話は二転三転します。非常によく出来た脚本だと思います。で、調べたら、脚本は名脚本家の小国英雄。なるほど、上手いわけだ。


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