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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「一之輔の珍しきはご馳走なり 其の弍」

2024-07-03 11:21:30 | 日記
昨夜は、渋谷•伝承ホールで、
「一之輔の珍しきはご馳走なり」
楽しみました。
一之輔師匠がゲストを招き対談
さらに、珍しいアレンジ噺を披露するという会。
前回は、小満ん師匠がゲストだったそう。

では、演目と演者
対談 鯉昇 一之輔
夏泥 一之輔
千早ふる 鯉昇
仲入り
あやとり(明烏改作) 一之輔

まず、一之輔師匠が、鯉昇師匠の部屋を
訪ねてという趣向の対談。
鯉昇師匠の貧乏話が、抜群に面白い。
貧乏仲間 愛山先生からもらった「首の回らない扇風機」
17年上げたことがないので、人型になった布団。
今や、30人を超す鯉昇一門の忘年会。
大迷惑で、隣のラーメン屋が、その日は
店を閉めるという^_^

トリネタの「あやとり」
子供時分の時次郎 源兵衛 多助
そしてお花ちゃん。
ある日
「あやとり」や「だるまさんがころんだ」をして
遊んでいたお花ちゃんが、急に一家ごといなくなってしまう。
ここで、普通の「明烏」
初午で、近所の子どもと遊んでいる時次郎。
が、部屋に戻ると
「チッ クソ親父!」
と吐き捨てる。
実は、お花ちゃん 時次郎の父親が借金のカタに
一家を追い詰め、どこかへ居なくなってしまったのだ。
それを知った時次郎は、近所ではやさぐれ者。
だが、「買う」だけはしない。
源兵衛と多助が、吉原通いを誘いにくるが•••

という噺。
もちろん、後の展開は読めますが、きれいなサゲが
ついてました。