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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

生田斗真 「ほんとうのハウンド警部」

2021-03-31 09:55:39 | 日記
シアターコクーンで、今日千秋楽を迎える「ほんとうのハウンド警部」です。
トム•ストッパードの作品。
シス•カンパニーがコロナの時代にあった作品をということで
上演時間75分 出演者7人のお芝居です。
ただ、時間が短くて、出演者が少ないから
分かりやすいのかと言われると、それが真逆。
劇中劇が行われ、それを観ている人間が、劇のなかに入っていったり・・・
どこまでが現実で、どこからが虚構か
極めて分かりにくい作品です。

舞台上に、客席と舞台が設えてあるセット。
登場してくるのは、ムーン(生田斗真)とバードブート(吉原光夫)
演劇評論家です。客席に座る2人
お芝居が始まります。
人里離れた別荘•マルドゥーン荘園を舞台にしたミステリー劇らしい。
登場人物は、
屋敷の女主人シンシア(峯村リエ)
その若き友人フェリシティ(趣里)
別荘の家政婦ドラッジ夫人(池谷のぶえ)
シンシアの夫マルドゥーン卿の異母弟マグナス少佐(山崎一)
そして別荘にやってきた謎解きの男サイモン(鈴木浩介)
さらには、ハウンド警部(山崎一 二役)
彼らの人間関係も、かなりゴチャゴチャ。
なおかつ、ムーン バードブートの2人も、劇の世界へ入ってしまうのだから
分かりにくいこと夥しい。

ラストになって、改めて振り返ってみると、
あそこは、こういう意味だったのかと思うことが幾つもある作品でした。