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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

賞の名に恥じない「その女 アレックス」

2016-02-19 15:15:41 | 日記
「史上初の6冠達成」など、評判のいい「その女 アレックス」読みました。なるほど、期待に違わず面白く、思わず一気読みでした。
思わず、誰もが振り返る美女 アレックス 30歳。彼女が、突然誘拐されるとことから、ストーリーは始まります。倉庫に押し込められ、ネズミに襲われそうになるアレックス。が、ようようの思いで脱出。彼女を誘拐した犯人は、警察に追い詰められ、すでに自殺していました。ここから、物語は、意外な展開を見せます。なぜ、彼女が誘拐されなければならなかったのか? 実は、彼女自身に、原因があったのです。誘拐事件の被害者のはずだった、アレックスの、真実の姿は・・・
物語は3部構成で、いろいろな視点から語られていきます。事件を追う刑事たちの人間模様も、よく描かれていますし、彼らたちの造形もうまい。ラストの意外さも、予想外。さすがに、各賞に輝くだけのことはありました。