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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

梨園の名家がそろった「鬼平犯科帳 盗賊婚礼」

2016-02-16 10:44:58 | 日記
これだけ、寒暖差が激しいと、体調をくずしてもおかしくありません。そんなわけで、昨夜は早帰り。日曜日に録っておいた「鬼平犯科帳 盗賊婚礼」楽しみました。いや、これが、思っていた以上に面白く、2時間見入ってしまいました。
染五郎 松平健と、ゲスト陣も豪華。これだけのメンバーがそろえば、物語に迫力がでてくるのも道理です。
2代目の盗賊傘山の弥太郎(染五郎) 700両からの盗みを、まったく相手に気取られずにやってのけるほどの凄腕です。弥太郎の後見には、先代から仕える勘助(歌六)がいます。弥太郎のもとへ、親同士が仲良しだった鳴海の繁蔵(布施博)から、親同士が決めた繁蔵の妹お糸(黒川智花)との縁談が持ち込まれます。繁蔵は、親とは違い、畜生働きをする盗賊。弥太郎は「縁談は受けるが、稼業の付き合いは断る」と、返事します。この縁談の仲介をしたのが、2人の父親のもとで働いていたことのある長嶋の久五郎(松平健)です。この縁談の裏には、繁蔵の悪巧みが隠されています。
弥太郎 繁蔵 久五郎の人間関係 一方、密偵伊三次の生い立ちも微妙に絡んで、物語は、ラストに進みます。特に、繁蔵の企みを、鬼平が久五郎に教えに行くシーンなどは、吉右衛門様の格好よさにしびれてしまう名場面でした。
勘助役の歌六と、鬼平の配下・金弥役の又五郎は、実の兄弟 吉右衛門と染五郎は、言わずと知れた叔父と甥。梨園の名家が、己の魅力をいかんなく魅せてくれた名作でした。