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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

爆笑の「明烏」しんみり「子別れ下」 立川談春独演会

2016-01-11 16:16:03 | 日記
一昨日に続き「立川談春独演会」今日は「明烏」「子別れ下」の2席。
「明烏」は、一度も登場しない時次郎の母親が、いつ聞いても面白い。夕方過ぎたばかりだというのに、帰りが遅いと21歳になる息子を案じ、帰ってきた息子が、近所の子供衆と初午の太鼓を叩いていたと話すと、可愛いと喜び、女郎買いを勧める父親を鬼のような形相で睨みつけ、何も知らずに吉原へ出かける息子の着付けを手伝い涙ぐむ。これだけで、大笑い。
「子別れ下」は、父親から貰った50銭で、青鉛筆を買い、幼い頃別れた父親との唯一の思い出である青空を描く亀坊という家元版。だからという訳ではないが、このところ間の取り方など、ますます師匠に似てきた談春師である。